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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   本来のものの価値   なるなる

木が本来持っている価値を生かすことと、商品として木を高く売ることは、必ずしも一致しない。使用価値と商品価値の違いによって生じるズレ、といってもよいのだけれど、木自体がもっている価値を生かすか、商品としての木の価値を優先するかをめぐって、木にたずさわる者たちもまた動揺してきた。が、何もかもをお金に換算するのはどうかと思う。
 第一の理由に物の価値をお金に換算してしまうとその物につまった本当の価値が見えなくなってしまうからだ。私の家にはパンダのリュックがある。小さなころにおばあちゃんに買ってもらったものだから、パンダ白い部分も随分黒くなってしまっている。もちろん今はつかっていないけど、たとえいくらかお金に換えれても換えないと思う。古くたって私にとっては価値のある物なのである。
 第二の理由にお金に換算しないで考えるとどんなものでも本当の価値が分かるからだ。花屋さんには普通に道端に生えている雑草や花なんか売ってないし、値段を付けようなんて考えないはずである。でもよくみてみたら花屋で高く売られているでかい花よりも雑草のほうが実は小さくてかわいかったりするものである。
 物の価値を換算させないことによって、やはりその物本来の価値が見える。確かに、お金という数字で表して考えるのは非常に分かりやすい。しかし、「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない」という名言があるようにお金に換算してしまったら見えない本来の物の価値を見つけて大事にしていくべきである。

   講評   tama

 パンダのリュックは、なるなるさんにとって、今後ますますお金に換えられない価値のあるものとなっていくでしょう。何でもお金に換算せず、ものごとの本質をじっくりと見極められる目を持ちたいものですね。


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