国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   ただ一つの真実   キティ

テレビでは見えない部分がある。テレビによって見えている部分と見えない部分とを総合的に判断することによって、初めて、真実に近づくことができる。しかし、映像そのものは真実であっても、真実のうちの一部、一面にすぎないことも多い。現代では、あらゆる分野がテレビに露出される機会を求めている。目に見えるものをそのまま信じてしまうのではなく、そのもの裏側にあるかもしれない真実を見極められる人間になりたい。(生き方の主題)
そのための方法としては第一に、目に見えるものをそのまま受け入れるのではなく、まずは疑ってみることだ。(複数の方法一)最近私は学校で、不審電話に注意するようにという話を多く耳にする。近頃では、「市役所の者ですが……」などと偽りを言って、巧妙な手口で人の電話番号などを聞きだそうとする人がいるらしい。私も一度、母がいたから助かったものの、そんなような電話がかかってきたことがある。(体験実例)そんな時も、まずは疑ってみて、簡単に個人情報を教えないように注意するべきだろう。
また、第二の方法としては、まず自分の考えを持つことである。(複数の方法二)先日、「納豆を食べれば痩せられる」など嘘の情報を流した番組が、問題になったニュースがあった。そういう時も、自分の考えをしっかりと持っていれば、被害を受ける人も減少していたのかもしれない。もっとも、私の場合速攻で納豆を買い占めていたかもしれないが……(笑)(ユーモア表現)
確かに、映像による情報は分かりやすく、効果的に情報を伝えることができる。(反対意見への理解)しかし、「花は誰が見ていなくても咲いている。」という名言があるように、(名言の引用)私は、映像の裏側にあるかもしれない、ただ一つの真実を見極められる人間になりたい。(生き方の主題)

   講評   koni


【第一段落】 要約は、ばっちり。「あらゆる分野」とひとまとめに表現したところが特にいいね。生き方の主題も明瞭に書けています。

【第二段落】 体験実例を書いたところがいい。その電話で、キティさんは、まずどんな受け応えをしたのかな。学校からの情報があったので、怪しい!! とピンときたかな。それとも、全く疑わなかったのかな。一文書いておくといいね。「電話がかかってきたことがある。→電話を取ったことがある。」

【第三段落】 社会実例を書くことができました。実例に変化をつけたところがいい。放映された日からその商品が完売されるという社会現象をまきおこしていたものね。改めて、テレビの情報の影響力を感じた事件だったね。「寒天」のときは、私もその1人でした。

【第四段落】 まとめも完璧。意見に反対意見があるように、その情報にも裏情報があるんだと思って情報を自分で判断することが大事なんだろうね。


 
 6月18日は、6.3週の課題に進む予定です。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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