創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   古いもの   くろーばー

 百年以上家具を使ったという例はあまり珍しくない。数にとって百年と言うのはむしろ短い時間で、荒っぽく使っても簡単に壊れはしない。それに比較すると車や家電製品はほとんどが十年以内の寿命である。そして使われた後は鉄くず程度の価値しかない。無垢の天然木を使った家具を生活の中に入れてみると、人間の意識が変わるのだ。木と、いうものは、元々生命力を備えているのでその生命力を感じることだけでも意味があるのだ。
 一つ目の意見として、長い間使い込まれた歴史感のあふれるものの方が温かみが感じられて良い。あいにく私の家にはそのような何百年も前からあるような家具というものは無いが、懐かしの家具等を売っている店にあった事はある。そこで感じたのが、『木は良い匂い』と言うことだ。自然の、懐かしさ溢れる優しい香りがした。きっと、それは自然そのもの良さを生かして木の生命力を取り込んだ家具だったのだろう。もし家にそのような家具があったら、何とも言えない不思議な圧倒感を感じていたかもしれない。ずっしりと、存在感のある、大きな柱のような。
 二つ目の意見として、新しくて便利なものの方が勝手が良い。今パッと周りを見渡しただけでもパソコン・テレビ・電話・FAX・プリンター・冷蔵庫・パン焼き機(笑)・オーディオ・ビデオ・DVDプレーヤーなどなど挙げだしたらきりが無い程沢山の便利なものに囲まれていることが分かる。今現在の私の状態、すなわちPCを使って作文を書いていると言う状態さえもかなりの新しい機器を使えるからこそ出来ることなのである。今や新しいもの梨では生活できない。そんな当たり前のことが実はそうではないのかもしれないが、とにかく快適なほうが良い。
 確かに古くからあり歴史と共に歩んできたものと、最近からある最新のものと、どちらもそれぞれの良さがある。だがしかし、一番重要な事は『大切なのは、健康らしい外見ではなく、健康自身である』という名言があるように実際のところ役に立つのかどうかというのを見極める目を育てることなのだ(総合化)。

   講評   kirara

 今ある便利な機械をすべてなくして昔の生活にもどることはできないでしょうが、古くていいものの居場所も、現代の生活の中に残しておきたい気がしますね。
 <<こうせい>>意見の内容に関してはいうことなし、ばっちりです。
A 「長い間使い込まれた歴史感のあふれるものは温かみが感じられて良い。」
B 「新しくて便利なものも勝手が良い。」
という書き方にしたほうが、両方の意見を対等に扱っている感じになります。
 <<だいざい>>木のいいにおい、私にも記憶があります。なんともいえない、ホッとする感覚ですよね。便利なものに囲まれた生活は、もうすっかり当たり前のようになりました。パソコンからパン焼き機まで(^_^;)、たくさん例をあげられました。
 <<ひょうげん>>新しいか古いかということだけが問題ではないという点で、ぴったりの名言ですね。
 <<しゅだい>>古いもののよさはわかっているつもりでも、つい新しくて便利なものに走ってしまうのが、現代の生活です。くろーばーちゃんのいうとおり、本当に良いものを見極めていかなければ、古いものはそのうち消えてしまうかもしれませんね。

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