国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   国際化時代から地球時代へ   ジョニー

 国際感覚という言葉のとらえ方は、人によってまちまちであるが、私たちにとって大切だと思う問題は、たいていの場合に、国際的な側面とかかわりあいを持っている。今、全世界が直面している困難な事態について、国境を越えて地球規模で協力しあうことが必要な時代になっている。今時代は、国際化時代から地球時代へと、移り変わりつつある。<要約>僕は、自国の利益だけでなく全地球的な利益を考えられる人間になりたい。
 そのための方法としては第一に、自分の意見をしっかりと持つことである。例えば、ゴミのポイ捨ての問題がある。僕の通っている学校のクラスでは、ポイ捨てする人がかなり多いと思う。たぶんその理由は、周りの人が捨てているのだから、自分だって捨ててもいいという考えを持っている人が多いからだと思う。しかしそれでは、周りに流されていて、自分の考えを持っていないことになる。一方、スーパーに行った時、スーパーの袋をもらう人が大半だが、持参した袋を利用すればビニールの消費量を減らすことができる。地球の環境のことをよく考えて、自分の意見を持つことは、全体の利益につながると思う。
 また、第二の方法としては、広い視野を持つことである。最近、京都で地球温暖化防止会議が開かれ、2008年〜2012年の間に少なくとも5%の温室効果ガスを削減することを決定した。そして、目標を達成するにはどうすればよいかを考え、貧しい国へ資金提供をし、一緒に地球環境を良くしていくことを決めた。こうして世界全体をひとつにすることで、自然環境が守られるのだ。しかし、まだ中国やインド、アメリカなどが参加していないので、早く参加してほしいと思う。
 確かに、自国の利益を守ることも大切なことである。しかし、「私たちの幸福が、ほかの人びとの不幸に支えられているのであってはならない。」という名言があるように、自国の利益だけでなく、地球全体の利益を常に考えながら生きていきたい。              

   講評   inoko

 ジョニーくん、こんにちは。
国境を越えて、様々な問題について話し合い、協力していく。グローバル化が叫ばれている現代では、多くの問題について地球規模でいろいろな取り組みが成されています。以前は、自国の利益のみを考えていれば良かったのですが、今ではそのような考え方は通用しません。国と国のことだけではなく、私たちの日常生活でも同じことが言えますね。私たちは無人島に住んでいるのではなく、社会の中の一人として存在しています。最近では、自分だけ良ければいいという考え方を持つ人が多いようですが、それは間違った個人主義であると言えるでしょう。自分では気づいていなくても、私たち人間というのは、知らず知らずのうちに誰かに支えられているのです。そして、自分自身も誰かを支えているのだという自覚を持つことも重要ですね。


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