国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2566 今日1028 合計3594
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   使い捨てと再利用   本因坊

 インドでは、自転車を何度も何度も使えるだけ使う。しかし、日本では自転車をあまり大切にはしていない。日本のような使い捨ての習慣は人の心に良い影響を与えない。快適な生活は人の本来の生の姿を忘れさせる。(要約)
 日本の生活のやり方……。これは本当に正しいのだろうか。日本の使い捨て社会。これを、僕達私達で何とかすることは出来ないのだろうか。日本に比べてインドは、何度も使うリサイクルが社会を築き上げている。この文章にも出てきた自転車の話。インドでは自転車は貴重品で日常生活の重要な道具なので中古の自転車がそこら中を走り回っているそうだ。しかし、そんな光景は日本では見かけたことがない。新品の自転車に子供から大人までたくさんの人が乗って気分良く走っている。しかし、インドではこんなことはありえないのだ。一箇所でも壊れたらすぐにお店へ行って部品を直してもらったり、交換をしてもらったりする。しかし、日本では、もしも長年使っていたが、チェーン部分が錆びたり切れたりしてそれを買った店へ見てもらおうとする。しかし、長年ずっと使っていたものの部品など普通の店にあるはずがない。結局、新しいものを買うしかなくなってしまう。これがインドだったらどうだろう。
「はい。ありますよ。では、今付け替えるので待っていてくださいね。」
と言われて直してもらえただろう。これが日本とインドの違いなのである。まだ直せば使えるものを部品がないからと言って新品を買う。このままでは、日本はダメになってしまうのではないか。
 しかし、この使い捨て王国の日本も、江戸時代の頃は、こんなにすごくなかったのだ。いや、その頃はリサイクル№1の国は日本だったのである。今でいえばインドのようである。しかし、この日本にもアメリカなどの江戸時代の発展途上国から新しい生活の仕方が入ってきたのである。これが、今の日本になる原因だった。どんどんこの使い捨て社会は広まり、とうとうリサイクルなどほとんど考えない高度経済成長期がやって来た。リサイクルなどに目を向けず、どんどん使い捨てが増えていった。今度ごみを出しに行った時にごみ置き場を見てみよう。パンパンに入っていて、もう今にも切れそうなビニール袋が山積みになっているだろう。その地域一帯からこんなにすごい量のごみが出るのである。インドだったらこの二分の一以下の量に違いない。昔の日本から少しずつ変わりつつある日本。このままでいいのだろうか。(体験実例)
 3R(さんあーる)という言葉を目にしたり聞いたりしたことは無いだろうか。リュース・リデュース・リサイクルの三つだ。リュースは再利用する、、リデュースはごみを減らす、リサイクルは再生する、ということをいう。例えば、よくノートなどに矢印が書いてあってその中に55や100という数字がかかれているマークを見かけたことは無いか。このマークは、何%再生紙を使用しているかが書いているのである。他にも横浜市では下水処理場の名前を変えて、水再生センターという名前になったのである。この他にも、いろいろなものが3Rに乗っ取って考えられるようになった。
 僕は、今の日本のごみの多さなどを、改めて考えさせられた。これからは、出来るだけ3Rを頭の隅に置いて、いろいろ考えていくことが大切だ、ということが分かった。(わかった)そして、みんなも出来るだけ再利用しよう! まるでインドのように。(よう)

   講評   nane

 要約は簡潔にまとめたね。
 似た例は、実例というよりも自分の考えたことを中心に書いたところが、いかにも本因坊君らしい。
 インドの場合は、貧しい国だからよけいリサイクルが生活の中に溶け込んでいるけど、インドが今後豊かな国になったら、今の日本のように無駄づかいの国になるかもしれない。
 そうすると、日本の役割は豊かな先進国でありながら物を大切にする文化を作り、ほかの国の模範になることかもしれない。
 江戸時代の日本は、リサイクル先進国だった。これからの日本は、たぶん江戸時代に負けないくらい物を大切にする国になっていくだろうね。
 今回も力作。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)