創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日2426 今日3199 合計55535
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   自主的に学び、楽しむ   なるなる

人間の生涯は物事を学び続ける果てしない旅であり、この世に生まれた瞬間から、人間は学び続ける。楽しみや喜びが、人間が生涯にわたって学び続けていくに大切なエネルギーとなっている。それぞれ、学び方や学びとなるものの違いはあれ、このエネルギーが、さらに学習意欲をかきたてるのである。つまり、学ぶということはおもしろい・楽しいと思うべきである。

第一の理由に「学習はもともと楽しいから」である。今まで、自分が悩んでいた問題が解けたり、今まで謎に感じていたことが分かったりすると誰だって喜び、充足感であふれるはずである。それまでの苦しみは、この充足感には負けるであろう。
第二の理由に、「世界には、戦争や貧困のために勉強することのできない子供がいるから」である。日本は世界からみれば、豊かな国なので、なかなか気付かないかもしれないが、世界には勉強できない子供は約、一億三千万人に及ぶらしい。昔の新聞でアフガニスタンの子供たちが戦争のために勉強できずにいた。が、ようやく男子も女子も勉強することを許可された。インタビューでは、「ようやく勉強できてうれしいです。」と書かれていた。このコメントから考えて私達が勉強をどう思うか、大切だと思う。
勉強を苦しい・大変・面倒くさいものと思っている人は少なくない。しかし、勉強できない国もあるのにそんな贅沢なことは決して思ってはいけないことである。確かに、勉強はつらくて嫌になることも多いと思う。が、「辞書のような人間になることではなく辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的である」という名言があるようにそんな国もあることを知った上で、学ぶことの楽しさを思い出し、自主的に楽しみ、生かしていくべきである。

   講評   tama

 人間とほかの動物との違いは、生涯にわたって学習しようという意欲を持てることにあります。もともと持っている知的好奇心が、学ぶ楽しさや意欲をかきたてるのですね。無理やりやらされている、と感じては楽しいはずはありませんが、もともと楽しいはずの勉強が自由にできる環境にあるのだと感じることができれば、勉強に対する姿勢が変わってくるはずです。学ぶことは楽しい、おもしろいという意識を持つことは、大切ですね。

【体験実例】 なかなか解けなかった問題が解けたときの充実感を味わったこと、自由に学ぶことが許されなかったアフガニスタンの子ども達のインタビューについて考えたことなど、意見に即した実例を書くことができました。具体的な数字を入れたところにも、説得力があります。

【反対意見への理解・名言の引用】 テスト前の勉強などは、確かに楽しいと感じる余裕はないでしょう(笑)。しかし学べる環境に恵まれているのだということを意識し、今まで味わった達成感を思い出せば、楽しく学ぶことができそうです。知識の詰め込みではなく、得た知識の活かし方を考えられるようになりたいものですね。

※ 進級テストは合格です。たいへんよくできました。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)