国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   物事は自分の目で   まいボウ

 知識が頭の中にあると、素直に物を見ることができない。知識を得る必要はあるが、知識のために柔軟な感覚を失ってはならない。作品と接するのは、たった一人の自分だ。自分の感情を信じつつ、知識や他人の意見にも耳を傾けなければならない。<要約>私は、何事も知識にとらわれず、物事をありのままに見ることは大切な事だと思う。<是非の主題>
 その理由には二つある。一つ目の理由は、知識も何もなしに、自分の目で物事を見た方が、自分が成長すると思うからだ。例えば美術館に絵画を見に行ったとする。そこで予備知識があると、その絵を誰が描いたのか、などがすぐ分かってしまうが、自分でその絵の知識を調べればとてもいい勉強になる。他にも音楽や作品などもそうだ。だから何でも自分で調べることが大切なことだと思う。<体験実例1>
二つ目の理由は、先入観があると物事のありのままの姿が見れなくなってしまうからだ。例えば私の経験で言うと、私の学校にある女の子の転校生が、となりのクラスに来た。私はその子としゃべったことがなく、どんな子か知らなかった。そしてある日友達の噂で、あんまり良い子ではない、というふうに知らされたが、実際話してみたら、とても優しくて良い子だった。だから、人の噂ではなく自分の目や耳で確かめなくてはいけないと私は思う。この前の長文で「レトリック感覚」という物があったように、物事は、色々な視点から見ることが大切なのだ。<体験実例2>
確かに、色々な知識があれば効率よく物事を見ることができる。しかし、「行動するためには、多くの無知でなければならない」という名言があるように、物事は自分の目で見ることが大切だ。<反対意見への理解>

   講評   kamo

 今回も、しっかりした形で感想文を書いてくれました。長文の内容から、自分自身の体験を引き出せたのがよかったね。がんばりました。
<構成>
 複数の理由が上手に書けました。それぞれバランスよく、わかりやすく書けたね。
<題材>
 絵画などの芸術作品は、まず自分の目で見たり耳で聞いたりして「感じる」ことが大切だよね。「知識」については、感動したり興味を持ったものについて、後からいくらでも調べられるものね。
 転校生の話はすごくよくわかるよ。ちゃんと自分で確かめてみてよかったね。
 長文の実例を入れられたのも立派でした。
<表現>
 名言の引用もよくできました。
「多くの無知でなければ」→「多くのことに無知でなければ」だね。
<主題>
 反対理解を入れ、名言を使って主題をまとめることができました。
「ありのままの姿が見れなくなって」は、いわゆる「ら抜き言葉なので」「見られなくなって」とした方がいいよ。
「あんまり」は、話し言葉風なので、書くときには「あまり」の方がいいです。
 

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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