創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   価値観の変化   すいーとぽてと

 今進んでいる技術革新が増加させようとしている「知価」想像は、現実的にも理論的にも数値化不可能な性格のものである。「知価」の値打ちの形成原理は、工業社会的ではないし、そんな知価に対して欲求を募らせ、惜しみなく対価を支払う精神も、工業社会的合理精神とは異質のものである。だからこそ、知価が重要な役割を果たす社会「知価社会」は、工業社会の延長上にある「高度社会」などではなく、工業社会とは全く別の「新社会」なのである。私達は、今取り上げられている新しい「知価」という価値観を受け入れていくべきだ。
 そのための方法として第一に、選ぶ自由を認めていくことだ。今、少しずつ学歴社会ではなくなりつつある。少し前までは、有名な大学を出て、有名な企業に就職することが一番良いとされてきた。しかし最近は、専門的な職業が注目され始めている。就職の採用試験でも、出身校ではなく、その人の持っている資格などが重視されるようだ。私の周りも、大手企業に就職するのではなく、専門的なことを学びたいと考えている人がほとんどだ。やはり自分がやりたいと思うことができる職業に就くことが一番の幸せだと思う。
 そのための方法として第二に、情報を広く共有することができるようにすることだ。機械化の進む社会で、例えばインターネットが使えるか使えないかでは、その人の持つ情報量がだいぶ変わってきてしまう。情報は、選択肢を広げるための一つの手段である。人によって選択肢の幅に差があると、本当に多くの情報が流れている今の社会で生活するのにどうしても不便になる。だから、多くの人々が平等に選択肢を持つべきだと思う。
 確かに、私たちの生活を急速に豊かにしたのは大量生産が良いとされてきた時代だ。しかし、「知価」とは今まであった価値観をすべて変えてしまうのではなく、さらに一人一人の価値観を大切にしたものである。だから、私達は「知価」という新しい価値観の発想を認めていくべきだ。

   講評   kira

 すいーとぽてとちゃん、こんにちは。大量生産、大量消費、そして、メイドインジャパンとして世界に認められた日本の物づくりの技術の高さと、かつての価値観はどちらかというと目に見えるわかりやすさがありましたね。新しい価値観である「知価」とは、目に見えない数値化されない、とらえどころのないようなものなのです。
 その知価の社会を受け入れるにあたっては、まず選ぶことのできる社会をつくることですね。規格化されたものではなく、独自性のある価値を選ぶ自由のある社会をつくることです。学歴も、今ではピラミッドのような体系ではなく、ひとつひとつが生きがいにつながるような道筋になろうとしています。
 そして、知価が活きるために、皆が情報を共有できる環境も必要でしょう。情報化の時代は、デジタルデバイド(情報格差)を生まないように留意しなければなりません。
 たしかに、新しい価値観は「一人一人の価値観を大切にしたものである」と言えそうです。物をたくさん所有することが豊かであるとされた、飽和で窮屈な時代から解放されて、自分がどんな発想やひらめきを味方につけるかということで磨きをかける時代となったのですね。
★「機械化の進む社会で」→「情報化の・・」
★「知価」がうまくすすめられるために、第一第二の方法が必要である理由が、説明しきれなかったね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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