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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   落ちて来たら   ゼニガメ兵

 この詩は、作者がある雑誌の依頼で、子供が紙風船で遊んでいる一枚の写真につけたものだそうです。この詩のいのちは、美しい願い事のように、というすばらしい「比喩」にあると言えるでしょう。いつだったかテレビの料理番組で、料理の先生が、「なるべく(産地が)遠くの味噌をあわせて(まぜて)使うと、美味しい味噌汁ができる。」と話しているのを聞いて、言葉も同じだなと思いました。「月とスッポン」ということわざがあります。二つの物があまりにも違いすぎる、不相応という意味ですが、このことわざ自体、月とスッポンという非常に遠い物を結びつけて、「月とスッポンのようだ」としているために、長くわたしたちの印象に残ることとなったと僕は思う。その理由は二つある。
 理由の一つ目、比喩を使うと、相手にわかる説明ができるからだ。友達とアニメの話をしていて、蜥蜴が擬人化したキャラクターがどんなキャラなのかがわからず、「あいつ何やったかな〜?そういえば総入れ歯(←口癖)、筋肉質で、黄色い鋭い目つきをしていて、ザコ敵を一瞬でやっつけてしまう能力があったなぁ。戦士みたいな奴やったっけ?」と適当な想像だが、形を思い出す事で、「あ!わかった!!」と思い出す事ができるからだ。まあ、頭がもじゃもじゃしていてそれで想像のアフロができてしまった!なんて事は無いけどね。〈複数の理由1〉
 理由の二つ目、比喩を使うと、喩えのほうのものも連想でき、二倍以上に豊かになるからだ。スイミングのクロールがわからない人に聞かれた時、「あれは腕をまっすぐに、三角を作るようにして片腕ずつ後ろにまわす競技やったで。」と説明できるからだ。まあ詳しい事はコーチが教えてくれるけどね。〈複数の理由2〉
 確かに、正確な表現で確実に伝えることも大切だ。しかし、『トランプが生きているのは、それが実際のプレーに使われているときである。』という名言もあるように、自分の考えをふやして、ゆたかな比喩を使いながら表現して行きたいと僕は思う。

   講評   yama

 こんにちは。今回は言葉の使い方の一つ、比喩というものについて考えてくれました。表現というものは難しいものですが、その奥深さがあるからこそ面白いのかもしれませんね。

<第一段落>上手に要約はできていますが、感想文自体を「だ・だった」の常体で書いているので、要約も常体に直しておきましょう。是非の主題は少し曖昧な感じがしますね。ここは自分の意見を初めて主張する大事なところですので、「自分の考えをふやして、ゆたかな比喩を使いながら表現するのが僕はいいと思う」とはっきりだしておきましょう。
<第二段落>一つ目の理由は「相手に分かる説明ができるから」ですね。体験実例は自分の体験として「実際僕にはこんなことがあった」と書けると説得力がでます。机上の想像のように書くよりは実体験として書きましょう。
<第三段落>二つ目の理由は「二倍以上に豊かになるから」ですね。クロールの説明の実例としてはこの他に比喩を使った表現をいれておくとより内容に即したものになりそうです。
<第四段落>最後のまとめはいつもながら見事でしたよ!結びがしっかりしているだけで、全体の印象も締まってみえます。すばらしい!


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