創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   成功は失敗から生まれる!   カモミール

 失敗をしたのにそれがかえってよい結果になった、ということ。また、何の気もなくやったことが、たまたまよい結果になった、ことでもある。ドライ・クリーニングの方法を世界で初めて見つけたのもさいしょは失敗からだった。テーブルクロスにオイルをこぼしたばかりに、ベランさんはとっても大きな発見をしたのだ。私がこの話を読んで一番良かったと思ったところは、ベランさんがオイルをこぼしたことが発明の材料となり、ドライ・クリーニング(水を使わないクリーニング)に成功したところです。
 私にもにた話があります。五小祭りのプラバンのことです。五小祭りとは五小の楽しいお祭りです。年に一度あって、かく学年につき二、三ぐらいのお店を出します。私たちはプラバンをしました。プラバンというのは、ペットボトルを切ったのに絵をかいてやいた物です。私たちは本番にそなえて実験をしていました。むし暑い教室に入ってきた虫をむししながら。私はペットボトルのそこを切り取りました。まるでかぼちゃのようです。それを実験台にしてオーブントースターで約二分間やきました。すると、かたくてとんでもない形になってしまったのです。でも、本番に
受け付けのところにおいておくとなぜか
「私は、A、B、Cの中じゃなくてこのかたいやつがいい。」
「私も。」
「私も。」
とてもひょうばんがいいのです。とんでもないと思っていた物でもみんなはそれがいいと言って使っていました。それから何日かして
「私ね、あのかたいプラバン、小物入れにして使っているよ。」
と笑顔でささやいてくれた女の子がいました。その子は一番初めに
「このかたいやつがいい。」
と言っていた子でした。自分では失敗と思っていてもそれがまわりの人にはおもしろくて、ほしい物なんだ。と私は初めて学びました。
 もう一つにた話があります。ノーベル賞を受賞した田中耕一さんも失敗を成功に結びつけた例です。田中さんの研究はいち早くタンパク質の種類を調べることができる方法を考え出したというものです。この研究のけっか、ガンなどの病気の診断が早くできるようになるかもしれません。田中さんは調べようとするタンパク質に特別な金属の粉や油をまぜてレーザー光線を当てることでタンパク質をひとつひとつ分ける方法を考え出しました。初めは
油は使っていなかったのですが金属の粉にうっかり油をこぼしたことで新しい発見をしたのです。この時、油がまざった金属の粉を捨てずにためしてみたことが良かったのです。田中さんは、
「じょうしきにとらわれないことが研究のひけつです。」
と話しています。
 自分が失敗したと思ってもまわりの人にとっては良い結果になったり、それがおおきな発見の材料になったりします。失敗したと思ってそのまま捨てたりせずに材料としておいておくことが大切だと思います。ちがった目で見たり、頭を真っ白にしてはじめから考えるのが大切だと思います。

   講評   hutu

今月も良い作文をたくさん書くことができました。これからもこの調子でがんばってくださいね。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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