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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   説明に比喩を用いる効果   なるなる

比喩を、日常の会話で効果的に使うと、表現が生きてくる。「赤ん坊は激しく泣く」というより「赤ん坊が火がついたように泣く」と表現したり、フォークボールの投げ方を教えるときに動作で教えるのではなく、カーテンのひもを下に引っ張るようにと教えたほうが、印象の強い表現になる。また、比喩は詩歌で古来重要な働きをしてきた。私たちはこんな比喩表現を大切にして、効果を日常の会話の中にも生かすべきである。
第一の理由に「比喩を使うと、相手に分かりやすく簡単に伝えることができるから」である。自分が頭のなかで分かっているものを相手に伝えようと思うと結構、難しいものである。私も時おり、説明するのに苦労する。しかし、例えば、「○○君ってどんな感じの人?」と聞かれたき、「タレントでいう、○○と△△を合わせた感じで」と的確な比喩を使えば、何となくでも分かってくれる。
第二の理由に「比喩を使わないと話の内容が逆に分かりにくくなり、時間もかかるから」である。「○○さんってどんな人?」と聞かれて、「顔はこんなんで、性格ははこんなんで・・。」とだらだら言われるとだんだんごっちゃになってくる。きっぱり、「あの人みたいな感じ。」と言われたほうが、分かりやすい上に、時間も短縮されるのだ。
確かに、物事によっては数字などを使って正確に表現するほうが、正確に説明できる場合もあるだろう。しかしほとんどの場合、「短いスピーチが長いスピーチよりも難しいのは、言い直しがきかないからである。」という名言にもあるように、長い説明よりも的確な比喩で簡潔に表現するのは難しいと言える。私たちは、比喩をはさみながら、自分なりに表現を工夫して相手に伝えていくべきである

   講評   tama

 作文や詩を読んだとき、キラリと光る比喩表現が使われていると、そのときの様子や気持ちが一瞬にして伝わってくることがあります。また何かを説明したいとき、相手が見たこともないようなものを説明するときにも、比喩は非常に効果的ですね。言葉の森でもたくさん勉強してきましたから、比喩表現の効果はよくわかるでしょう。(^^) 「日常会話の中にも生かすべき」であるという意見は、とてもいいと思います。

【複数の理由・体験実例】 相手にわかりやすく、簡単に伝わるという理由を考えてくれました。人の容姿など、主観が入ると説明しにくいものに関しては、タレントにたとえるなどするとよくわかりますね。またほかの例として、小さな子どもやお年寄りなど、年齢を問わずに説明できるものを考えてみると、話題が広がりそうです。

【反対意見への理解・名言の引用】 正確なデータが必要なときなど、説明に比喩が適切でない場合も考えることができました。名言も、意見にぴったりのものを使うことができてましたね。よくまとまっています。

※ 書き出しと、段落ごとの「字下げ」を忘れないようにしましょう。(^^)/


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