低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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学習を楽しむということ アトム
この文章には、人間の学ぶということについて書かれている。人間は母親の胎内にいるときから学ぶということを始めているらしい。そして人生八十余年をむかえても、何事かを学ぼうとする。
赤ん坊というのは、学ぶということへの能力が非常に優れており言葉を本能的にしゃべるのではなく、学習して覚えていくのであり、置かれた状況しだいで、世界中どの言語でも覚えてしまうのである。このような幼児時代における言語の習得を出発点として、幼年期から青年期へ、中年期から老年期へと、生涯にわたって学習は続く。人間が他の動物と比較して異なることの一つは、いつまでも学び続けるということの点がある。僕は、学ぶことは楽しんでするべきだと思う。その理由は二つある。(要約)(是非の主題)
一つ目の理由は、一生学ぶならば、苦しむよりは楽しんだほうがいいと思うからだ。ぼくも、塾で半日も勉強する日が週に一回ある。その時の勉強は、やっているだけでとても辛い。家に帰りたくなる時も、とてもイライラして、プリントを破りたくなる時も、いろいろと問題が出てくる。そんな時に自分の気持ちをどう持つかによって、勉強の見方は変わってくると思う。僕の場合、勉強に嫌気がさしたときには、
「勉強は自分を強くする。やればやるだけ自分は強くなっていく。」
と、自分に言い聞かせている。こうすると、ゲームのようにやる気、楽しみというものが生まれているのだと思う。(複数の理由1)(体験実例)
もう一つの理由は、イライラしてやる勉強は、能率が悪くなってしまうからである。イライラしながらやると、ストレスによって、余計な観念が頭の中に入ってしまい、肝心の勉強の記憶のスペースが、ふさがれてしまうからである。まあ、これは思考にもよるのだが、マイナス思考で勉強するよりも、無理やりプラス思考で学んだほうが、頭にも、自分にも、役に立つと思う。僕の友達で、何事にも、プラス思考で立ち向かい、逆風に打ち勝つ強い人がいる。
たとえば、社会の調べ学習の発表の時間、資料を忘れてしまった時に、
「僕は資料を持っていません。しかし、資料が無くても皆さんに伝えられるように練習しました。」
と、いい方向で物事を考えていて、最終的に生徒から、すごい拍手をもらっていた。やはり、学習でも何でも、プラス思考というのは大事である。(複数の理由2)
確かに、勉強は苦しい。人間の特徴でもある学習は、ある時は針山のように僕たちに牙をむく。しかし、「辞書のような人間になることではなく、辞書をうまく使えるような人間になることが勉強の目的だ」という名言があるように、勉強を自主的に行い、その苦しみを越えたところにあるものは、自分自身の新しい知識の力、そしてその学習をやり遂げたことへの感動が、太陽の光のように降り注いでくるのである。(名言の引用)(反対意見への理解)
だから僕は、学びを楽しんですることは大事だと思う。(是非の主題)
講評 sarada
作文から、アトム君が【主題】をリアルタイムで感じていることがわかります。自分の体験をしっかり導き出しました。勉強が苦しいと感じることはこの先あるでしょうが、やり遂げた感動を味わえると思えば、がんばれるかな?!
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