創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
人間の将来は物事を おれて
人間の生涯は物事を学び続ける果てしない旅である。ある学者は、研究報告書の中で、人間が、最も素晴らしい学習能力を発揮する生まれてからの数年間であると述べている。子供は、言葉という、ホモ=サピエンスが作り上げたもののなかで最も複雑なものを、僅かな期間で習得してしまう。何事かを学ぶことができるというのは、生物として優れた能力をもっているしるしである。人間が他の動物と比較して異なることの一つは、いつまでも学び続けるという点にある。ものを学ぶとは、何か新しいことを知ったり、何か新しい能力を身につけたりすること、そして、それらを更に深めたり高めたりすることである。人間が生涯にわたって学び続けていくには、エネルギーとなる何かがなければならない。充足感や感動の大半は、ものを学ぶことのエネルギーから生まれるのではなかろうか。
学ぶことは、楽しいと思うべきだ。
その理由は、世界には、戦争や貧困のために勉強することのできない子供達が1億3千万人もいるからだ。
日本の学生は、というと、勉強熱心な学生は少なく逆に勉強に意欲を持たない学生は、圧倒的に多い。しかも、その勉強に意欲を持たない学生は、高校を卒業したら、必ず手に職を持つようになる。もしできるのならば、そんな人達に、戦争や貧困に喘ぎ苦しみながら、勉強したいと思いながら、勉強できない子供達の写真を見せたいものである。
また、学ぶことの楽しさを、自覚すれば、積極的に勉強できるからだ。1学期の中間テストで3教科がクラスの中で1位をとることができたのだ。勉強中は苦しさもあったが、学んだ後の充足感を味わった。
確かに勉強をすることは、大切だ。しかし、勉強することは楽しいことばかりではない。しかし、苦痛の先に、自分の将来があるから勉強をするのだ。
講評 yuta
七夕の短冊、今年のお願い事はなんですか? おりひめが「布が上手に織れるようになりますように」と願うように、上手になりたいことを書くと良いそうですよ。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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