国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   テストとは   хЯIИх

 テストとは何か。何故するのか。
「それを苦痛に思う人に対しての、どこぞやの巨大組織の精神攻撃か?」(N●Kとか)
そう疑問に思ったことはあなたにあるか。本当にテストとは何か?辞書を見ると、『ある事の性質や能力などを試すもの』…とある。だから僕はテストに賛成だ。
その理由は第一に、自分が覚えきれていない部分、理解しきれていない部分がはっきりするからである。僕は、英語が最も得意だと思っていてテストでも点数がよかったのだが、1つ忘れていたところがあった。それは「ここは大丈夫だな」と考えてしまい、しっかり勉強していなかった所だった。甘く見てしまい、結果的に間違えてしまったのでとても悔しいと思った。間違えた問題も「次に出ることがあったら、その時は絶対に正解させてやる」と思い、次への一つの目標を設置することができた。今回のテストで、問題とその答えはもちろん「甘く考えていると痛い目にあう」ということも理解することができた。
また、第二の理由に、自分の実力を試すことができるからだ。そして、同時に自分がとっている勉強方法が自分にあっているか、それともあっていないのかも知ることができる。僕の前の学校では「自分のできない部分を見つけるためにテストを行うのだから平均点は出さない」という先生もいたが、僕は平均点に比べて自分の点数はそれより高いか、それとも低いか知ったほうが、結果的にどちらでも頑張ろうという気になると思う。例えばその結果が良かったら嬉しいし、「次もがんばろう」という気持ちになれる。悪かった場合にも「こんな点数はもう取らないぞ」「ここはしっかりおさえておこう」と多くの人が思うだろう。
 確かにテストはそれまで勉強してきたところを全部しっかり覚えなければならなく、しかもどこがでるのかが分からないことが多い。僕ははっきり言って、嫌いである。しかし、「問題とは、そこにあるものではなく、自分が作るものである。」という名言があるように自分で自分に必要な問題を作ることが必要である。自分を試し、次につなげていくためにも僕はテストには賛成である。

   講評   takeko

それにしても、テストという方法は、いったいいつ、誰が発明したのでしょうね。世の中で、人にものを教えることが始まったときから、生れたのでしょうか。「ほんとに教えたことがわかったのか?」というのは、教えた側にしては、確かめたいことだったのでしょうね。さて、今回「理由一」「二」ともに、さすが現役だけあって、具体例がとてもよく書けています。それに、「是非の主題」が「テストは良い」とするほうにしたために、とても前向きです。それでいて、「ははっきり言って、嫌いである」と実感もあるところがそれまでの前向きな具体例によい刺激を与えていて、読む人の共感をさそいます。「反対意見の理解」もいいですね。テストでいやなのは、超範囲を広く出されることで、特に社会科系だと、やる前から無力感がおそってきますよね・・・。かつては、「テストの点で人間を差別するな!」と声高に叫ぶ意見もありました。しかし、この作文のように、テストの結果を他人と比べるのでなく、あくまで自分自身の進歩のためだけに利用するのであれば、とても有効な道具になるでしょうね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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