国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   一人一人違う育て方で   ブーちゃん

おとなの使う赤ちゃんことばは明らかに赤ちゃんとの誤りかけに際して特異的に用いられ、赤ちゃんの言語使用の次元におとなが同調することで、双方の間の交流を促そうとする努力の現われであるとみなすことができるだろう。日本では、夫婦でも、子どもができるとお互いに「おとうさん」「おかさん」と呼び、孫が生えてみれば奇妙な話であるはずなのに、親族内の一番下の世代からみた人間関係の呼称形式にみんなが従順につきあう。日本生活している限り、われわれはこれをごく当たり前のことと受け止めているけれども、実際は決して普遍的にヒトの社会に見られるということではない。赤ちゃんことばを採用した日本式のしつけ方は、当然、日本文化で育つ子どもの性格形成に大きな役割を果たしているに違いない。
 子どもの目線に合わせ、子どもとしてみる育て方は良い。子どもの目線に合わせてあげると、子どもは甘える事ができる。大人の目線でみてしまうと、子どものうちしか甘えることが出来ないので、子どもの時ぐらいは甘えるのが必要だと思う。私も小さい時は母や父に甘えて育ってきたと思う。日本の家庭は、自然に大人は子どもを子どもの目線で見て育っていると思う。大きくなるにつれて、段々大人の目線で見られる。私は、今中学二年生なので、どこへ行っても大人の扱いをされる。大きくなり、成長していくと甘えるという事も忘れ、大人に近づいているという自覚が生まれてくるからだと思う。
 子どもの時には子どもの目線で見るという育て方とは反対に、子どもの時から大人と同じ目線で見て育てている所もある。私も、最近大人の扱いをされるため、周りの大人と同じようにしなくてはいけないため周りをよく見るため、自分で出来ることが色々増えた。子どもの時から大人の目線と同じように見られていると小さい頃から自分で出来ることがたくさんあるだろう。
 確かにどちらも正しいし、良いと思う。一番大切なのは、その子どもにあった方法で育てることだ。子どもにあっていなければ、良い大人に育つ事は出来ない。親もそれをよく知り、良い大人になるように育てなくてはいけないと思う。「幸福な家庭、みな似ているが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸がある。」という名言のようにその家庭で子どもの育て方は違う。しかし、もし子どもが良い大人になることが出来ないのは家庭も関係しているということである。私も将来子どもが出来た時には、その子にあった育て方を見つけ、良い大人に育ててあげたい。まずは、自分が良い大人にならなくてはいけない。そのために母や父の言う事をしっかり聞いて成長していかなくてはいけない。

   講評   kako

 こんにちは、ブーちゃん。
★構成:子供に合わせることも、子供を大人と同じように扱うということもいいと思ったのですね。日本人の子供に対する意識と外人の子に対する意識は確かに違うようですが、どちらが悪いとは言えませんね。
★題材:体験実例をもう少し具体的に書いてみましょう。自分はどんなふうに甘えたのか、甘えることによってどういうメリットを得られるのか、ブーちゃんが小さい時、ご両親はどのように育てられたのかなどを書いてみるといいですね。また、大人と同じ扱いをされる時はどういう時なのか、もし、子ども扱いのままであったらどうなるのかなども考えてみるといいですね。
★表現:名言を引用して、うまく意見に合わせることができましたね。
★主題:子供も十人十色です。子供によっては同じ目線で見なければいけない子もたくさんいるでしょう。しかし、大人と同じように会話をしたりすることができる子も中にはいるはずです。ブーちゃんが考えたように、その子に合った扱いをしてあげることが大事かもしれませんね。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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