国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2126 今日1899 合計8897
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   赤ちゃんことばは重要!?   えひな

 小さいころにあなたは赤ちゃんことばを使っていましたか。私はきっと使っていた。しかし、文化人類学者の川田順造氏によるとフランス語文化では、赤ちゃんことばはほとんど聞かれないのだという。たったの四語とあと少しくらいだそうだ。そもそもフランスでは子ども中心の家庭生活を営みがちな日本語文化圏とは、かなり著しい対照をなすことが多い。赤ちゃんことばの現象は文化によって左右され、母親語は文化の違いを問わず
普遍的である。そしちぇ、赤ちゃんことばを採用した日本式のしつけ方は、当然、日本文化で育つ子どもの性格形成に大きな役割を果たしているに違いない。
 たしかに、赤ちゃんことばのように子ども中心の社会もいいと思う。例えば、保育園で
は保育士の人達が親みたいに接することで、子どもたちが安心するんだと思った。私は、保育士の人達はすごいなと思った。また、最近ではたくさんの子供用のテレビ番組がある。私も小さいころ毎日見ていた。たまに、学校から早く帰ってきたときはアニメをよく見る。私もまだまだ子どもだなと思う。そのように、子どもにとっては幸せなひとときを与えてくれるので、いいと思う。これからも、子どもにとっていい社会がある日本であってほしいと思う。
 しかし、大人を大切にした社会もいいと思う。例えば、選挙権である。選挙権は二十歳からと決まっている。もし、子どもに選挙権があったらとても乱れた社会になってしまうと思う。だから、大人が中心となった社会もいいと思う。また、お酒とタバコも二十歳からになっている。大人だけの楽しみというものもたくさんあると思う。大人には、目上の方なので敬語を使わなくてはならない。そのように大人の方が偉いんだと思ったりもする。
 こう考えてみると、子ども中心の社会と大人中心の社会ではどちらもいいが、「子どもは大人を小さくしたものではなく、それ独自の価値を持っている。」ということばがあるように、子どもと大人の共有する楽しさがある社会を作ることだ。

   講評   huzi

 赤ちゃん言葉を使う人の表情はみな、似ています。目元や口元をゆるめ、幸せそう。語りかけられている赤ちゃんもうれしそうですね。けれども、社会には大人と子どもがいます。赤ちゃん言葉の意識で成長した子どもに接し続けるわけにはいきません。子ども中心の社会と、大人中心の社会。どちらも一長一短。そのあたりを【複数の意見】として書けばよさそうです。
  【体験実例】には、保育士の人の態度とアニメから感じたことを率直に表現できました。最近は大人になっても熱烈なアニメファンがいますが。
 また、選挙権やタバコお酒など、大人にだけ許される義務や権利について3段落目に示したね。子どもにそれらが許されないのは、自分の心身に責任を取れないから。大人でも責任を取れない人がいますので、「大人だから許される」と簡単に決められません(笑)。でも、線引きをして、長幼の序を定めておくことで文化や常識の継承ができますね。
 【総合化】は、共有をキーワードにまとめられましたね。これは、いい視点。視野の広がりがありますね。大人と子ども、お互いの価値を理解しあうためには、赤ちゃん言葉以外の言葉で、丁寧に語り合わなければなりませんね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)