創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   比喩は一つの言語である   ジダン

 願いことを紙風船に比べているような詩を読むと、その表現の素晴らしさから、祈りに似た詩の心が伝わってきて、励ましさえ感じる。だから、比喩を、日常の会話でも効果的に使うと表現が生きてくる。例えば、フォークボールを投げるというような肉体的な技術は、その動きをやってみせることが最上の、それ以外にない教え方だと私達は思っているが、実は、そこに比喩が大きな働きをするのだ。私はこの美しい表現、比喩を生かして、大切にするべきであると思う。
 なぜかというと、第一に、比喩表現は他人に解説するのに便利だから。日本で最も有名な三つの比喩表現「なくまでまとうホトトギス、殺してしまえホトトギス、泣かせてみせようホトトギス」を例にしよう。それぞれの比喩は、三人の戦国武将の性格に当たる。一つ目は徳川家康、二つ目は織田信長、三つ目は豊臣秀吉に当たる。三つのなかで一番目立つのは「殺してしまえホトトギス」。この「殺してしまえ」は織田信長が家康に対してもっと短気であると見せていて、私達はこのおかげで信長の本当の性格が分かる。残りの二人も同じである。だから、ああだこうだと時間をかけて詳しく説明するのは無駄である。直接このような比喩を使えば、相手も分かりやすくなるだろう。
 又、第二の理由は、比喩表現は印象強いからである。例えば、相手に感謝するときに便利である。誰かから何かをもらって、印象強い感謝をしたいのならば、比喩表現を使う。例えば、食物をもらった場合、「正月とクリスマスの食事を一回で食べたみたいだった」、プレゼントをいっぱいもらった場合「誕生日が一年で二回きたような誕生日だ」というような比喩表現がある。こういえば、相手は、こんな物をもらって本当に嬉しいと分かるのだ。比喩表現は心にも当たる時もあるのだ。
 もちろん、日常で、まじめなとき(例えば衆議院議会)には、確実な言語を使った方がましである。しかし、「経験は最良の教師である」という名言のように、比喩表現を使うともっと分かりやすくなり、もっと印象強くなる。だから、比喩表現とその効果を使って、生かせて、大切にしなければならないのだ。

   講評   kako

 こんにちは、ジダン君。
★主題:是非の主題も反対意見への理解も書けましたね。比喩は表現法としてはとてもよいものですね。
★構成:人に説明をする時に便利であることも、心に残る表現であることも、どちらも理由としては成り立ちますね。私達は日常生活の中で、相手に理解してもらおうと思う時に比喩を使います。また、その表現が美しいものであれば、心に響くこともあるでしょう。それは、その場限りの表現ではなく、一生心に残ることもありますね。
★題材:ホトトギスの例は、よく見つけたと思います。すばらしい! もう一つの例は、実際に自分が言った、あるいは言われて心に残っているという例を挙げてみるとよいでしょう。
★表現:名言を引用することができています。比喩を使うことと名言とをつなげてみましょう。

     

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