創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日2126 今日378 合計7376
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   文化の変化   おらへ

 日本は、強大な西欧文明の言語干渉を受けている。翻訳語や外来語は、ともに外部から加えられた言語干渉に対する言語上の対応策という意味では表裏一体の関係にあり、日本語の緩衝装置としては、とても有効な装置である。日本には高度の文化文明を簡潔に表現する力をすでにもっていた漢字という言語要素があったので、日本の文化を残しつつ異国の文化を受け入れることができた。その為、自分なりに消化してから何かを取り入れるのは良いことだと思う。
 まず、第一の理由は「ただ受け入れるだけでは自分の良さがなくなってしまうからだ」。他人から聞いた話を自分が話に余りもしくは、まったく変えず、その話は、自分の話ではなく、他人の話で終わってしまう。言い換えるならば、話の受け売りだ。しかし、例えば、車が外国から輸入され、ある日本人が日本で作ろうとして、日本産の車を作った。そのほかにも、もっと簡単な事柄では人の意見に対して、追加あるいは、反対をするなどの行動も、他人の意見を受け入れるだけではなく、自分の意見や考えも加え、新しい意見として発信することも同じである。私も、その様にして、発言していくように言われたことがある。
 次に、第二の理由としては、「他人の良いところを全く受け入れないと幅の狭い人間になってしまうからだ」。他人の意見を聞くことは、たくさんの意見を参考にすることが出来るので、広い視野を持てる。また、たくさんの意見や忠告を聞くことで多角的な見方が出来る。例えば、私は、とても難しい算数や数学の問題は、自分なりに解いていっても、解けないことがある。そのため、改めて、違う解き方で試す。しかし、初めの解き方で解けて、その解き方が先生と違うことがある。しかし、そのまま、自分の解き方で解いていくと間違ってしまう。(わたしは、自分勝手で、頑固だ。(笑))そのようにして、先生などのほかの人の忠告を聞かなければならないと思う。
 確かに、自分のやり方を貫き通すこともときには大切だ。しかし、『自分が考える通りに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きた通りに考えるようになってしまう。』という名言があるようにただ受け入れるだけは自分の考え(生き方)ではなくなってしまう。そのため、やはり、自分なりに消化してから何かを取り入れるのは良いことである。

   講評   jun

 今回もしっかりした構成で、バランスよく書いていくことができました。
<第一段落>
 自分の意見を示した部分は、要約と意見との区別をつけるために「私は」という主語を入れた方がいいですよ。
<第二段落>
 一つ目の理由と実例を書くことができました。車の話はいい実例です。
(理由を表した部分のカギかっこは不要です。)
<第三段落>
 二つ目の理由と体験実例を書くことができました。これもぴったりのいい実例です。
<第四段落>
 「自分の考え(生き方)ではなくなってしまう」というところは、かっこを使わずに「自分の考えではなくなり、さらには自分の生き方ができなくなってしまう」などと書いてみてはどうかな?
                             

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)