国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人間は他人の人間と   かかと

人間は、友人や恋人など、交わる相手を選ぶことができ、またそれらは自由な選択によって成立している人間関係である。どのような相手を選ぶかは自由であり、別の見方からすると偶然でもある。現代では都市化が進み、そのような関係が一時的になることが多い。しかしそのような人間関係の中にも例外かある。それが親子関係だ。友人や隣人、夫婦などは相手を選ぶことができるが、親子関係は選ぶものではない。人が生まれた瞬間に親子の関係は宿命的に与えられてしまっている。しかし、このような親子関係に問題が生じ、親子の関係には深い溝ができているのが現状だ。(要約)
このようになってしまった原因としてあげられる理由は、文化の急速な発展があるだろう。戦前位がいい例だろう。その時代には男尊女卑の考えや、生活の不便さ、さらには戦争などといった事情から、教育を受けられない子供がほとんどを占めていた。まわり近所の人との付き合いわ多少あるものの、ほとんどが両親から教育される。そうとなると、母親がやっていることをそのままそっくり真似をして生活するしかない。またそれによって親子関係に溝ができることはない。
だが、現代の、目まぐるしくいろいろな情報が行き交う社会の中ではもはやその考えは通用しない。科学など、いろいろな面で進歩している現代の中でそのような、親子関係を十分に築くには適している環境は逆効果だ。子供が親の行動を真似し、同じような経験をしていくようでは子供はいつまでも親の元を離れられなくなってしまうだろう。
教育が十分に受けられて、いろいろなことに挑戦できる今だからこそ、子は親と同じような行動をするのではくて、自分の興味のある分野を探し、行動に移すことが大事なのである。親子関係に多少溝ができてしまっても、現代の社会では避けられないことなのではないだろうか。親子の絆というものは選んで接する相手と違って、簡単に切れるようなものではない。だから少しは親の元から飛び立って、新たな一歩を築くべきである。

   講評   nane

 要約をうまくまとめたね。全体の構成がしっかりしている。
 第二段落の実例は、体験談などを具体的に思い出してみよう。親と子のギャップということで、面白い例がありそうでしょ。
 第三段落も同様。体験実例を入れると、話が具体的になり説得力も出てくる。子供が親に教えてあげるようなことも、今の世の中では多いものね。
 「子は親と同じような行動をするのではくて、自分の興味のある分野を探し……」は、名言の形になっているけど、内容が逆説的でないので、もう一工夫。「子供とは……ではなく、……である」のような形で考えてみるといいよ。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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