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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   昆虫と人間   ロビン

消化されないセルロールをあれだけ食べれば、立派な糞をどんどんだしていかなければならない。葉を食べるということは、ずいぶん効率の悪いことなのである。草を食うのは、飛ばない幼虫の時代なのである。変態して飛ぶようになったら、草は食べない。蜜や樹液を吸う。幼虫期は、あまり動かず、ひたすら食う。このときには胃袋が重くてもいい。羽化して成虫になると、飛び回ることが最優先になり、消化のいいものをだけを食べる。(要約)
この話を読んで僕は食べるものについては人間も昆虫に似ていると思った。似ている点は二つある。一つ目は大人になっていくと食べるものが変わっていくことだ。二つ目は大きくなっていくと、食べるものが多くなっていくのだ。たとえば生後一週間の赤ちゃんと、アゲハチョウのあおむしをいっしょと考える。赤ちゃんはミルクしか飲まないし、あおむしも葉しか食べない。しかし大人になってみると人間は肉や魚や野菜などたくさんのものを食べる。アゲハチョウも一緒だ。いろんな花の蜜や人間がちょうを飼う為に作った色々な調味料が混ざった蜜も吸う。だから色々なものを食べる。まるで大きさがぜんぜん違う双子のようだ。(たとえ)(体験実例)
僕は一年生の時、祖母の姉がいる千葉県に行った。おばさん(祖母の姉)は近くに大きな畑をもっていて、人参に青虫がいることを聞いた。そして行ってみたら確かにあおむしが三十匹くらいいた。その青虫はアゲハチョウではなかった。一様僕の家に二十匹ぐらいもって帰ってきた。図鑑で見てみると、どうもキアゲハという名前のちょうらしい。結局僕は、キアゲハをかえらせることにした。えさはパセリだ。幸いパセリは家で育てていたのでえさ代はかからなかった。一ヵ月後くらいに最初のさなぎが出来た。それから三日おきぐらいに五匹がさなぎになった。半月ぐらいたって最初にさなぎになったさなぎが黒くなっているのに気がついた。さらに一週間後、もう真っ黒になった。どうしたのだろうと思い、さなぎを割ってみた。すると中には何もなくハエが何匹か出てきた。どうやらハエに食われたらしい。しかしそれ以外のちょうは無事にかえった。ところが一匹だけ羽がもげていて飛べないチョウがいた。そのちょうは家で飼うことにした。まず蜜を作った。それからしっかりと歩けるように草も入れた。その時もえさがパセリと蜜で違った。だが、一週間で死んでしまったのだ。悲しかったがしょうがないと思った。だがそれ以外のチョウはみんなしっかりと帰った。良かったと思う。(体験実例)
この話を読んで、人間や昆虫は大きくなるにつれて、食べるものがだんだん変わっていくことが分かった(分かったこと)似ている点は二つある。一つ目は大人になっていくと食べるものが変わって

   講評   mae

 なかなかおもしろい感想文が書けました。今回の長文は「似た例」を探すのがなかなか難しかったでしょうか。キアゲハを幼虫から育てた経験を書きました。幼虫の時はパセリを食べて順調に大きくなったのに、成虫になって、蜜を作ってあげていたのに一週間で死んでしまった…、なぜだろうね。じゅみょうということもあったのかもしれないし、そのキアゲハに合う蜜を作るのがなかなか難しかったのかもしれない。自然のものはやはり自然の中でうまく生きていけるということなのでしょうか、難しいですね。
 「食べるものについて、似ている点は二つある。一つ目は〜。二つ目は〜。」という書き方は整理されていて読みやすかったよ。
■構成(要約) ほぼできていましたが、「昆虫の生活は、まさにサイズと密接に関わっているものなのである」という部分も使えるといいですよ。もう一度読み直してごらん(^-^)。
■主題(わかったこと) 確かに人間も昆虫も大きくなるにつれて、食べるもの(また好み)が変わるということがわかりました。でも、それは、生きるための手段なのでしょう。自然は実にうまくできていますね。
☆一様→一応 キアゲハをかえらせることにした→キアゲハのたまごをかえすことにした

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