創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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みんな助け合っていかなければならない おへふ
果実や穀物の好きな生き物は多い。人気のない草に目をつけたのは牛や虫。幼虫のころは葉を食べ、変態したら花の蜜などを食べる。この話を読んで私が一番すごいなあと思ったのは人気のない草に目をつけ、食べ始めたことです。それが成功につながったんだなぁと思います。
虫が時期によって食べる物がちがうように、人も歳によって好きなものがちがいます。大人はお酒だったり、子供はお肉だったり。そういうところは
生き物として同じなんだなぁと思います。
すこしちがうかもしれないけれど、私は、友達とつかまえたせみをかごの中に入れっぱなしにしてしまい、死んだことがあります。そのときはとても悲しかったです。人は、虫をつかまえて観察したりしています。つまり、虫にさせてもらっているのです。なのに、私みたいな不注意な子がやすやすと死なせているのです。今地球温暖化で木が、林が、少なくなってきています。そのせいで生き物も少なくなってきています。人は生き物に、自然に、感謝しなければいけません。するべきなのです。人も、生き物も、この世界に生きている者です。生きている者は皆、助け合わなければなりません。『戦争・テロ・殺人』それらをしている者は何かの目的があると思います。『自分の思う通りにしたい』。でもそれはたくさんの犠牲者がでます。人だけでなく、動物も自然も。犠牲がでないようにするためには、おたがい助け合い、守っていかなくてはありません。ほんの少しの犠牲もだしてはならないのです。
この話を読んで、私が一番心に残ったのは虫が草に目をつけたことです。虫が草に目をつけたのは、みんなが果実、穀物、蜜などをたべるとなくなってしまうからです。虫はみんなにゆずったのです。人もそれを見習い、助け合っていかなければならないのです。
講評 sumomo
チョウやガの幼虫やかいこがえさを食べているようすをじっくり観察していると、本当にその勢いには驚いてしまいますね。人間は自分よりも大きなものに直接噛み付いて食べるということをほとんどしないと思いますが、幼虫たちといえば、相手が葉っぱで動かないとはいえ、自分の体よりも大きなものをどんどん食べていってしまうのです。その小さな体のどこに入ってしまったのだろうと思いながら、先生もぼうぜんとながめていたことがあります。
今週の長文を読むとそんなことを思い出しますが、おへふさんは自分らしいポイントから感想を述べることができましたね。どうして、虫たちがはっぱに注目したのか、そこを考えているところがとてもおもしろいと思います。自分がせみを死なせてしまったことから、どんどん視野を広げて考えることができました。どんなにちいさなできごとからも、人間として考えるべきことに思い至ることができるのだと感心しました。
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