国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2259 今日1912 合計6784
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   新しい言葉   AZUKI

 ネット言葉というものがある。『ww』、『;』など、声に出せないような記号などで感情を表すのだ。wwは(笑)、;は(汗)と同じ意味を表す言葉だ。しかし、wwwwwwwのように多用すると、笑って流せ、や怒っているときにわざと浮かべる笑いのように意味が変わる。はっきり言ってややこしい。私がこのネット言葉を知ったのは、つい最近である。(体験実例)友達が送ってきたメールの中に、wwという表現があったのが始まりで、色々と教えてもらったり、状況で判断しながら学んできた。しかし、まだ『(ry』の意味がわからない。案外ネット言葉も奥深い。このほかにも、日本ではギャル文字など、日々新しい言葉が生まれているといっても過言ではない。この一方で、学校では古文として昔の言葉を学んでいる。新しい言葉を作りつつ、昔の言葉を学ぶ。日本という国は、何でこうややこしいのであろうか。
 新しい言葉はいい。(複数の意見一)新しい言葉が出来たことによって、今まで長ったらしかったものが、すっきりと一語で言える。いわゆる略語である。カーナビゲーションをカーナビというように、新しいものを略すものから、デパートの地下をデパ地下というように、昔からあったものを言いやすくするように作られた略語もある。最近では、アニメや本の名前なども略してしまう。一種の社会現象ともいえよう。
 古い言葉はいい。現代にないような美しさを秘めている。代表的なのは、『枕草子』の冒頭部分。『
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。……』現代では、このような素敵な文章を書ける作家はいないだろう。現代でも、情景描写が得意な人はいるが、このようにきれいにならないのだ。昔の言葉を使っているからこそ、このように、後々にも残る名作として知られているという意味だ。別に私が情景描写が苦手なので、言っているわけではない。(笑)(ユーモア表現)
 新しい言葉も、古い言葉もいい。しかし大切なのは、状況によって使い分けることだと思う。(総合化の主題)友達との会話では、くだけた今風の言い回しをしてもいいが、先生や目上の方の前では、ちゃんとした言葉を使うこと。これが重要だと思う。『悪いことそのものがあるのではない。時と場合によって悪いことがあるのである。』という名言にも、これは記されている。(名言の引用)結局求められているのは、適応力ではないだろうか。

   講評   jun

<第一段落>
 第一段落の導入部は、要約ではなく、このような状況説明だけで十分です。ユニークな例を挙げながら状況説明をすることができました。
<第二段落>
 新しい言葉の便利な面に焦点を当てて意見を書くことができました。
<第三段落>
 古い言葉の美しさについて触れたところはAZUKIさんらしい視点でとても良いと思います。
<第四段落>
 折衷案になってしまいましたが、無難にまとめることができました。できれば、一つ上の次元から結論を持ってきましょう。
                             

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)