創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   読書   おのそ

 古い漫画の手法では、人が歩いた後に、マッシュルームを横にしたような印が、次々ついていきます。「漫画の描き方」は、本来の目的から言えば、鑑賞のためにあるのではなく、実用のために在るものです。下手な手品は一方からしか見られないといいます。しかし、魔法は、上から下から斜めから見ても、人の後ろに立って見ても、遠くはなれて望遠鏡で見ても魔法でしょう。ある人には、胸のポケットから出したものが蝶と見え、また、ある人には蜂鳥と見える。しかし、どちらも真実なのです。幼い日に読んで血をわかした本が、後年読み返してみると、思いの外につまらなかったりすることは、間々あるものです。そしてそれこそが読書の楽しみなのです。(要約)
 小学4年生の頃だっただろうか。私は読書が好きで、まるで読書マシーンだといわれることがあるほど良く本を読んでいるのだが、つまらない本があった。そのときは、その本を読まずにしまっておいたのだが、1年ほど経ってから、ひまでひまでしようがない、、というときに暇つぶし気分で読んでみたら、とても楽しくて、一気に読み終わってしまい、何度も読み返した、ということがあった。また、その逆で、小さい頃、大好きだった本を読んだら、ぜんぜん楽しくなくて、その本の何処だ楽しかったのか、良くわからなくなったことがある。また、とても楽しい、と思ったほんを友達に紹介したら、ぜんぜん楽しくないよ、といわれたこともあり、またその逆もある。
 学校で、物語文を読んだ後に、「感想を発表してください」と先生に言われて、感想を言うことが、学校の国語の授業でよくある。1人1人意見が違うことは、人が機械とは、違うところであって、1人1人の考え方や、捕らえ方の違いが、人間らしいところであると思う。
 本を読んだ人が、100人いたとして、100の考え方、捕らえ方があると思う。人間にとって読書とは、人生の幅を、2倍にも3倍にも広げてくれるものなのである。

   講評   jun

<第一段落>
 うまく要約できています。元の長文が敬体の場合、常体に直して要約しましょう。
<第二段落>
 おのそ君は、本当に読書好きですよね。「まるで読書マシーン」とはぴったりのたとえです。
 一つ目の似た話は、自らの体験から、同じ本でも年齢によってとらえ方が違うという話を書くことができました。
<第三段落>
 「一人一人の考え方やとらえ方の違いが人間らしいところ」とはそのとおりですね。
<第四段落>
 読書好きのおのそ君らしく、見事にまとめることができました。
                             

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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