国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   仲良くなりたい   おねえ

 私は約四年半、チリという国で、日本人学校に、通学していた。そこでの学校生活で、特に力を入れたことは二つある。
 一つ目は、スペイン語の勉強である。チリの言語はスペイン語だ。学校の授業でも、勉強した。覚えれば発音は簡単なので、結構楽しかった。私は、母の買ってくれた絵本を解読してみようとしたり、チリの人と話したりしてみた。授業も真面目に受けた。そして、初めは意味不明だったけれど、あいさつや自己紹介、ちょっとした会話もできるようになったのである。先生と少しスペイン語で会話して、話せるようになっていたので、なんだかうれしかった。先生と、より、仲良くなれた気がした。まだまだ未熟だけれど、これからも練習していこうと思う。
 二つ目は、チリ人の友達をつくることだ。学校で年に六回現地校との交流があったので、それを機会に何人かと仲良くなりたいと思った。習っていたバレエの教室でも、同じクラスの人と時々話すようにした。学校の交流の時には、だいたい同じ人と遊ぶようになった。チリ人は親切で、相手の方から友達になろうとしてくれたので、親しみやすかった。タクシーの運転手も常連になるとこっちのことを覚えてくれて、
「今日もテニスか?」
とか、
「今日は、お兄ちゃんは?」
とか聞いてくるようになる。もちろんスペイン語だ。まるで友達になったみたいだと、私は思った。私は意味のわからないことを言われると(ああ。いやだなあ。)と思うが、チリでは積極的に仲良くなろうと考えることができた。積極的になれたことは、自分でもうれしかった。 
 他国の人と親しくなるのは大変だが、そうして学べることはたくさんあると思う。これから、海外での貴重な体験を生かして、役立てていきたい。

   講評   hoemi

 受験コースに切り替わって初回の課題はどうだったかな? まず、作文の構成をしっかり考えることが大切だね。それから字数や時間制限も志望校に準じて取り組むことも必要だよ。今回はチリでの学校生活において、グルミンさんが特にどんなことに力を入れてきたかがよく書けていたね。
《一段落目》 解説にある通り、簡潔な文で書き出すことができました。句読点の打ち方(長すぎず、短すぎず)に気をつけよう。<チリという国で日本人学校に通学していた。>でいいよ。
《二段落目》 一つめの実例はスペイン語の習得を挙げたんだね。どのように習得していったかについての記述もあって良かったよ。ただ、短めの文が続くと読みづらいので、文章がスムーズに流れるような工夫ができるといいね。
《三段落目》 二つめの実例として現地の友達を作ることに力を注いだことを挙げられたね。具体的な事例を含めて説明できたのが良かったよ。<こっち>や<〜とか>のような表現はやめよう。
《四段落目》 まとめ方がやや手薄な感じがするね。海外での貴重な体験を「何に、どういかしていきたいのか」を具体的に書くといいよ。
☆口語調を入れるのはやめましょう。
☆やや読点「、」が多く、不要な箇所が見られました。句読点の打ち方の厳格な決まりはありませんが、あまり多すぎるのは良くありません。気をつけましょう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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