低学年から学力の基礎を作る
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   たくさんの学び   ファラオ

 本を読むというのは、そこにあるものをこちらに運ぶような機械的な作業ではない。場合によっては、作者の意図をもこえて、我々の家になにかを作り上げて行くことなのだ。中学生の時、読んですこしもおもしろくなかった本の妙味が、年を重ねることによってわかるようになったりもする。そういう読みに耐えられる、厚みを持ったものが古典だ。
 私の小さい頃は絵が好きで、文が書いてあっても絵しかみなかったという事だ。保育園の本もよくかりていて、
「あーやぶらないで!」
と言っている母はまるで、小さなおにみたいだったが、そのビデオもちゃんと残っている。時には最後のページから読んだり、二,三ページとばして読んだりもしていた。
 少したった二才ごろの時は、母に
「読んで!読んで!」
とせがむようになったそうだ。ビデオに残っていたのは「こねこさんプー」というネコがテーマの本で、母が読み始めたら先が知りたくて読んでいると中でどんどんめくっていった。とにかく絵が見たかったらしい。
 そして私の妹だが・・・「本を読んでいた。」というのは聞いたことがない。妹は、毎日のほとんどをわたしと一緒に遊んでいた。写真も残っているし、ビデオにも残っている。小さい頃の本は今も残っていて時々ひっぱり出して読む事もある。
 さて、私と妹の性格はけっこうちがう。特に本に関しては正反対といってもよい。私はぼうけんする男の子の話が好きで、ちょっとありえない、たとえば「きょうりゅう」や「ドラゴン」などが出てくる本がとても好きなのだ。このごろ読んだので好きなのは「この船じごく生き」という本だ。男の子二人が知らない船に乗って太平洋を大ぼうけんする話だ。けっこうおもしろいのだ。
 妹は、よく「かいけつゾロリ」という本を読んでいたが、今けっこうはまっているのが「わたしのママはま女?」というおひめ様っぽい本だ。シリーズがたくさんあり、図書館に行くと必ず借りてくる。だから妹は映画はアニメなどしか見ないと思う。「西遊記」や「ナルニア国物語」はこわくて見られないのだ。
 でも、今見ているテレビは、二人とも同じだ。それより私の家ではあまりテレビを見ないので、ちがうテレビを見るというのはまずありえないのだ。時々、
「ねーこのドラマ見ていい?」
と私が聞くと、
「じゃーあっちのへやで、フラフープやってるから。」
と妹はへやを出て行ってしまうこともある。
 本というのは人の人生を動かしていく物という事だ。私は今までたくさんの本にふれてきたが、成長するにつれ、大人っぽい本も読めるようになった。これからも、たくさんの本を読んでたくさんの日本語を学びたいと思う。

   講評   hota

 旅行に行く前に、ちゃんと清書も提出していってくれましたね。今回も森リンの点数が80点をこえています。いいですね。
 今ごろは、アメリカでサマーキャンプに行っているのかな。また、帰ったらお話を聞かせてくださいね。

★9.1週は、進級テストです。何を書くか、考えておいてくださいね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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