国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   理屈とそれ以上の考え方   まーたん

目明きは、何でも見えるために、何でも解ると思っている。ところが目明きが見ているのは目の前に見えるものばかりだ。でも目明きが見ているものの中で目明きが記憶ににとどめるのは、その百分の一にすぎない筈だ。だが盲人は心の眼でより多くのものを見ることができる。私達は誤解を恐れ、揚足とりを恐れるあまり、言葉を最も定義しやすい意味だけに限定して使う。一見、不正確な形で使われる神話や昔話の言葉は、大宇宙との対話をを助ける心の眼のようなものがある。それらを調和して生きるために、自分の持っている原則を大胆に代える生物の叡知が働いている事を見つけ出した。それは人間自らの文化の中に隠して維持し続けて来た、神話的「優しさ」とも言うべきものに見合う筈の生き方だ。
 理屈で、合理的に物を見てくのは大切だ。理屈が通らない社会は危ない。私達の国は一定の理屈に沿って法律やルールを決めている。そのため、戦争は起こらなくなったしし、男女平等で働けるようになった。そのような面で安全になり、社会にとってプラスのことが増える。理屈が通った、法律やルールによって国が安定するのだ。また、もっと身近なところでは今、私達が習っている数学が、理屈が通らなかったら困る。もしも理屈が通らなかったら答えが一つに決まらない。理屈が通っているからこそ、数学が成り立っているのだ。(複数の意見一)(体験実例)
 しかし、一見して無駄なもの、無秩序なものもなくてはならないのだ。小さな虫や、ゴキブリは何のためにいるのか分からないかもしれない。だが存在するからにはその意味は必ずあるのだ。例えば、ミミズ。ミミズは何のために存在するのだろう?この暑い真夏、アスファルトの上で焼けこげるため??昔、私は何故ミミズが存在するのかわからなかった。存在して何かの役に立つのだろうか?と疑問に思ったこともあった。けれど、学校で植物を植えた時、男子生徒がミミズを一生懸命に探して自分の植木鉢に入れていた。私は何であんな、長くてうねうねしている気持ち悪い物を入れているのかな?と不思議に思い、
「何のためにそんなものを入れているの?」
と訪ねてみた。そうしたら、
「ミミズを入れると土が耕されて柔らかくなるし、糞が栄養になるんだよ。」
と教えてくれた。へぇーそうなんだ!とすごくビックリした。このように、一見生きている意味が無いようにみえるものでも、ちゃんとその意味はあるのだ。(笑)(複数の意見二)(ユーモア表現)
 確かに、論理的な考え方も、それを越えた考え方も大切だ。理屈が通った、論理的な考え方が、社会では必要だ。また身近な「学習」だも理屈が通らないと、勉強する意味が無い。沢山の答えがあっては物事が成り立たないのだ。だが、それを越えた考え方も大切だ。心の眼でより多くのものを見、考えるのだ。それは奇想天外の世界になると思うが、なんとなく、優しい感じがあると思う。しかし最も大切な事は、「存在するものには、良いとか悪いとか言う前にあべてそれなりの理由がある。」という言葉があるように、どちらかを選ぶのではなくて両方を支えあうような形にし、調和することが大切だと思う。(総合化の主題)(名言の引用)

   講評   kira

 まーたん、こんにちは。昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。そんな時代は、うまく調和して生きる知恵があったのでしょうね。不思議なこともめでたく受け止めて、明るく暮らしていました。ところが、時代が進んでみんなが勉強して賢くなって、合理的にものごとを考えるようになると、その理論に合わないものを切り捨てるようになってしまいました。果たしてそれで幸せになれるのでしょうか。
 確かに社会ではルールが大切です。多種多様な人々がさまざまな価値観で生きているのですから、一定の線引きもないと危なくて歩けません。
 しかし、相容れないものにもふれあっていくゆとりは大切です。そんなやさしさは、めぐりめぐって自分のもとに返ってくるからです。そういった意味で、心の目を開いてみることは大切なんだね。


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