国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2569 今日678 合計3291
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   人に迷惑をかけないバカ   Japanrailway

 イギリスより日本でユーモア感覚は、高く評価されていないように思う。真面目な国で真面目を披露目にやってきたような人は、もしかしたら欠陥人間と呼んでいいかもしれない。ユーモアは命を運転して人生を渡って行くのに欠かすことのできない物だが、明治以来日本の文学は、喜怒哀楽の怒と哀だけに片寄り過ぎたように思う。喜びや楽しみを書いた物は評価が低い。そして近代の苦悩について書いた物が、文学としては上等で人生の深みに錘を下ろしていると、最敬礼されてきている。ユーモアを受けるためには、ユーモアのセンスが必要だと思う。
 ぼくのクラス担任している先生は、文章で言う「喜怒哀楽の楽」で、とても楽しい。しかし、怒る時は少ないが、怒ると恐い。その先生はよく言う。「人に迷惑をかけないバカや見ている人が幸せになれるバカはどんどん推進していきたいが、人に迷惑をかけたり、見ている人に嫌な気持ちにさせるようなバカは絶対なくしていきたい」。人に迷惑をかけないバカや見ている人が幸せになれるバカを許すと言うのはユーモアであると思うし、先生の柳のような心の柔軟性だと思う。
 一方で前にもある「人に迷惑をかけたり、見ている人に嫌な気持ちにさせる」と言うのは文の中にもある、ドイツの攻撃などだと思う。でも、イギリス人は「人に迷惑をかけたり、見ている人に嫌な気持ちにさせる」ドイツ軍の攻撃を「建物を大破されたロンドンのあるデパートが、『平常通り営業。本日より入口を拡張しました』というカンバンを出し」たというのはとてもユーモアだと思う。おそらく、普通だったら攻撃されたことだけで頭がいっぱいになって、こんなことは思いつかないと思う。
 またそのカンバンをみたイギリス人が、「ふざけんな何攻撃されてのんきにやっているんだ」と思わずに「面白い」と思わせるというのは「人に迷惑をかけたり、見ている人に嫌な気持ちにさせる」ようなことを、「人に迷惑をかけないバカや見ている人が幸せ」になれることをこのデパートが仲介人になって、行ったのだ。
 ぼくはこの文章を読んで日本人にもユーモア、と言うのもが必要になってきたなあと思いました。向こうの選挙ではユーモア性で決める人もいるそうなので・・・。やっぱり面白い人には楽しみと意見を、共感してくる人がついてくると思いました。

   講評   nane

 「人に迷惑をかけないバカや見ている人が幸せになれるバカはどんどん……」の先生の会話は、いい引用。こういう味のある会話を使うと、場面が密度濃くなる。「先生の柳のような心の柔軟性だと思う」も、いい感想。
 ドイツの爆撃機の例も、うまく結びつけた。しかし、この時代はドイツが悪いとか、イギリスが悪いとか言う前に、どの国も自分の国の勢力を増すために争い合っていたわけだから、人類全体が愚かだったのだろうね。今も多少。
 結びの感想も、よく考えて書いた。
▲敬体を混ぜないようにしよう。(笑)
 中身が豊かでユーモアがあるというのが、これからの日本人の目標だね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)