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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   生き物は大切   おねえ

 私は四年半チリにいて、一度ガラパゴスへ家族旅行に行った。そしてそこで、生き物を守ることの大切さを学んだ。
 ガラパゴスへ行ったのは、小学校四年生の時だった。ツアーの中で、私はダーウィンの研究所を見た。ダーウィンの研究所には、絶滅が確実な陸ガメがいて、名前はロンサム=ジョージだ。ジョージの仲間は、船乗り達が食料としてみんな持っていってしまって、島で発見された時にはもうジョージしかいなかったそうだ。私はその話を聞いて、人間はカメまでも絶滅に追い込んでいるのだと知った。それに、ジョージがかわいそうで、少しでも長く生きてほしいと思った。
 ガラパゴスでは、カメ以外にもたくさんの生き物がいた。特に、鳥類が多かったと思う。ツアーでは決まった道を歩いた。人間があちらこちらを歩くと、人間のにおいがそこら中についたり、自然をこわしてしまうからだろう。生き物にも絶対にさわってはいけなかった。ひななどさわったら、親がひなの面倒を見てくれなくなるらしいから、私はかなり気を付けた。動物は好きだから、近くに寄りたいなあと思ったが、くさいのと近づいたらかわいそうだということであきらめた。その後、イグアナやクジラ、フラミンゴやカニなども見た。そして改めて私は、(ガラパゴスでは自然と動物達を守ることに力を入れているのだな)と感じた。自然・動物達を守ろうという気持ちを大切にしようとも思った。
 私はガラパゴスへ行き、人間には環境を守ろうとする気持ちが必要だと感じた。この海外での大切な経験を、将来に生かしていきたいと思う。

   講評   hoemi

「生き物を守ることの大切さ」を体験実例を具体的に挙げながら伝えることができたね。
《一段落目》 「いつ、どこで、どうした」と明確に説明することで、二段落目以降の流れがスムーズになったね。
《二段落目》 ロンサム=ジョージのことは先生もテレビなどを通じて知っていたよ。実際にガラパゴスへ行って自分の目で見るという貴重な体験ができて良かったね。どうしてジョージだけになってしまったのかという経緯を聞いてグルミンさんはどう思ったかな?
《三段落目》 ガラパゴスに生きる動物たちは、できるだけ自然に近い環境で生きているからこそ、命が守られ子孫を残し続けられるのだろうね。観光に訪れた人たちが生き物に触ってはいけないという徹底したルールも、ガラパゴスの生態系を守るためのものだよね。
《四段落目》 ガラパゴスへの旅はグルミンさんにとって意味あるものだったようだね。人間が自然(環境)に対してしてきた行いを反省し、環境を守ろうとする気持ちが必要だということを学んだんだね。

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