創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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社会のシステム かいぇ
人間は家畜されている動物と同じように完全な自由を持っていない。自分が好きな仕事や好きなことをやっていても、決められた時間にはやめてそして決められた時間にまたはじめる。現代の人は社会のシステムにあわせて生活している。いくら会社や学校から自由になっても朝には朝ごはんを食べ、昼には昼ごはんを食べ、そして夜ご飯を食べて眠りにつく。毎日みんな同じことをする。それはある意味家畜されている動物たちに似ている、と作者は述べている。しかし私はこの社会のシステムがなければ生活が成り立たないと思う。(要約)
私は毎日、だいたい同じことをしている。朝起きて、朝ごはんを食べ、学校に行き、宿題を終わらせて、お風呂にはいって、夜ご飯を食べて、コンピューターで遊んだりテレビを見たりして、11時までには寝る。しかし週末などになると夜遅くまでおきていて普段の生活スタイルとは異なるが、だいたい「もうこんな時間だから寝よう」と時計をみて決める。どんなときでも、時計の針に合わせて行動をしている。いわゆる自分で決めるのではなく生活のシステムを従っている。(体験実例)(理由1)
もしみんなが社会のスタイルの生活を送るのではなく、自由にいきるとどうなるのか。学校で、チャイムの時間を先生が決めていたら、熱心な先生なら永遠に授業が続いてしまうだろう。まさに生徒にとっては絶対なってほしくはない現実だ。そして社会のシステムがなくなってしまえば、ついには「朝」や「昼」や「夜」という言葉までもなくなってしまうかもしれない。そして完璧に自由になってしまう。例えていうなら家畜動物が野生になることだ。(理由2)
確かに、固定された生活にはたまには自由も必要だ。しかし人間は社会の生活システムをたどっているからこそ生きているのだと私は思う。「毎朝、歯をみがくのに、一週間分まとめて一挙にという人はいない。」(名言)という名言があるように、歯磨きなどは毎日するものであり、また社会のシステムの一環なのである。
講評 unagi
<1>要約がしっかりとつきました。字数のバランスもちょうどいいです。要約のあとに主題を入れることができました。かいぇさんの意見は「自己家畜化に反対」ですね。
<2>ていねいな体験実例で理由その1を挙げることを試みています。なぜその生活スタイルやシステムがよいのか、理由を直接的にズバリ書くと、もっと意図が伝わりやすくなります。
<3>学校でのことを例に挙げて具体的に理由を書くことができましたね。チャイムの話しや「野生になる」の辺りがユーモラスです。
<4>反対意見の理解、名言が適切にからんだまとめの段落となりました。
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