国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   みんな助け合っていかなければならない   おへふ

「よーい、どん!!!だーっ…」
(はぁ〜。つかれたぁ〜。タイムなんぼぐらいかな?八秒代かな?八秒代がいいなぁ〜。)私はクラスで五十メートル走のタイムを計っている時に思った。全力を尽くしたけど、自分がどのくらいのタイムなのか気になる。だから見に行った・・・。
 タイムはよく覚えてないけど、八秒代だった。私は胸をなでおろした。よかった〜。そう思っているうちにみんな次々と走っていた。そして、みんな走り終わって、クラスの中で仲が良くて、走るのが速い子にタイムを聞いてみると、私より少しだけ遅かった。仲の良い友達だけど、勝てたのはうれしかった。それで、たぶんクラスの女子の中で私が一番速かった。でも、運動会のリレーはみんなで力を合わせないとだめだから、もっとみんなときそいあって、みんなで速くなりたい。 
 これは聞いた話で、母は小学校時代、とびばこがクラス一高く飛べたそうだ。その話をしている時の母の顔はまるで、そのころに戻ったかのような無邪気な笑顔だった。そして、
「背は低いのに、めっちゃ飛べてんで!」
「身軽やからちゃうん?」
「そうかな〜。」
と私と話していた。私は良い思い出だったんだなと思った。
 一番になることそれは決して一人だけの一位ではないということが分かった。リレーならそのクラスが一番だったりするし、ドッジボールなら、そのチーム全員だ。私はリレーの選手になりたいから思いっきり走って、なるべく速いタイムを残した。けれど、そのリレーは出る人たちが協力しあって勝つものだと思う。だから、ただ足が速いだけじゃなく、相手の気持ちを考えて、仲良くやれば、きっと勝つと思う。それは、リレーだけじゃなくなんでも協力して、支えあって、人は生きているのだ。みんなで協力しあえるクラスにしていきたいと思う。そのためには、まず自分から助けていけばいい。そう考える。私はそういう人になりたい。

   講評   sumomo

 おへふさん、すごい!先生は走るのが遅いので、速く走れる人はとても尊敬しています。自分の体でスピードを感じることができれば、どんなにすばらしいでしょう。クラスの女子の中で一番速いなんて、本当にすごいですね。そして、一番になるということがどういう意味のあることなのかという点についても、じっくり考えることができています。リレーでもドッジボールでも、一番になるという事実の背景にはどんなことがあるのか、また一番になってからどうするのかがよく考えられました。
 お母さんに一番になった経験を聞いたときのようすもくわしく説明できましたね。お母さんのようすがとてもよくつたわってきます。会話がよりいっそうそのようすを生き生きとしたものにしていますね。運動会もがんばってください。


八秒代⇒八秒台

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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