創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   相互理解   アルエ

 小学生のころは、友達どうしが喧嘩をしても、先生が二人を握手させて「はい、仲直り」と言えば仲直りをすることができた。しかし、大きくなると、そういう仲裁役の人がいないので、話がこじれることも多い。Aの文章は、二人の話し合いによる納得をすすめる。Bの文章は、裁判などの第三者による解決を提案する。私たちは、近隣同士の人間の争いは当事者の話し合いによって相互の理解を深め問題解決するべきだ。
 その方法としては、第一に、話がこじれるまで黙っていないで、小さな問題でも普段からコミュニケーションを深めて話し合える環境をつくることだ。例えば、家庭で週に一回家族全員で一週間の出来事を報告する機会を設けるなど、こういうことをしない家族の親が自分の子供が学校でいったい何をしていて、どんな友達がいて、どんな生徒なのかを知らないまま過ごしていたとすると、もしその子供が学校でいじめられていて親がそれに気付かないまま子供が自殺したりなんかしたらそれこそ手遅れなのだ。「何かあった」からでは遅いのだ。つまり普段の心構えこそが重要なのだ。
 また第二の方法としては、法では解決できないような社会的な「差異」をなくす努力をしたり、そのための体制作りをすることだ。例えば、国際的な場で言うと、日常的な国際交流。地域社会で言えば、町内会のお祭りなど共同体の行事の復活。学校のクラスなどで言えば、他の学校との親睦会などだ。普段からこういうことをすることによって社会がつくってしまう「選り分け」、そういった理由の無い差別が隣人間のいさかいにならないようにすべきだ。
 確かに、法に頼りドライに裁判に訴えて早めに解決という簡単な道もある。しかし、私たちは、人間関係のもめごとについてはお互いの理解を深め共同体のルールをつくっていくような方向で、話し合いで解決する努力をすべきだ。紛争とは、対立の終着点なのではなく、より深い相互理解の出発点なのだ


   講評   nane

 全体の字数のバランスがいいね。
 次の学期は1000字になるから、一段落250字ぐらいの検討で書いていこう。
 第二段落の実例は、体験実例として、実際にあったことを書いていくと面白い。部活などでも、自分たちでいろいろ話をしていると、いざトラブルがあったときも解決が早い。
 第三段落の国際交流や地域の交流も、できれば実際にあった感動のある話を入れよう。
 自作名言はうまい。「紛争とは、対立の終着点なのではなく、より深い相互理解の出発点なのだ」という発想は、これからも使えるよ。
 今回のテストは合格。おめでとう。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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