創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   思い切って体験して   キティ

トンボ王国はトンボと親しむための場だ。そのためには見るだけでなく、実際にトンボ採りを体験させることも必要だ。美しいものを自分のものにしたいと思うのは自然の欲求で、それをむげに禁止することはない。今の子供たちの虫採りは数を競う傾向にあるが、これは子供の遊び文化が退廃しているからにほかならない。子供たちがトンボ採りに興じられるような環境を作りたい。私は、日常の生活の中で、何事も自分の身をもって体験することで成長していきたい。
 そのための方法としては第一に、生の自然や人間に接する機会を多く持つことである。私の学校では、林間学習があるが、それ以外で自然と接することができるのはほとんどない。そういえば、小学校の頃は自分達でカエルや蝶を飼って、命の尊さを知ることができる体験をした。そして、中学校の今でも、理科だったら授業より実験の方が面白いという話をよく聞く。先生の説明を受けるよりも、実験などを頻繁に行った方が、頭にもしっかり入るのではないだろうか。
 また第二の方法としては、もっと自然と触れ合えるような場所をどんどん増やしていくことだ。私は小学校の頃、修学旅行で奈良を訪れた。そこでは、野生の鹿が間近にいて、「鹿せんべい」というエサもあげることができる。今までそんな機会が無かった私にとってはとても貴重な経験となった。同じクラスの男子は、鹿せんべいを自分で食べてお腹が痛くなったという事件もあったが……(笑)
 確かに、現代は子供達の周辺も犯罪などの危険が多く、昔ほどは自由に行動できない。しかし、「多すぎる休息は、少なすぎる休息と同じように疲れさせる。」という名言があるように、安全だけを考えずに、少しは思い切って何かを体験することで、私達はたくさんの知識が身に付いていくと思う。

   講評   koni



【第一段落】 要約は、よくまとめています。長文の後半部分をさらに引用するといいよ。例「トンボ王国の夢は、将来のある子供たちに、トンボの住める環境がほんとうにすばらしいものだと感じされることだ。」生き方の主題は、よく導き出しています。

【第二段落】 一つ目の方法を挙げて、体験実例を書くことができましたね。小学校の頃の話は、具体的でとてもいいですね。そうえいば、小学校の頃は、教室で生きものを飼ったり、花を育てたりしましたね。中学生になるとそういうことから縁遠くなるね。授業中、ふと外を見ると、トンボが優雅に飛んでいたというような環境になるといいね。

【第三段落】 二つ目の方法を挙げて、実例を書くことができました。今年の夏、奈良公園へ行ったとき、しかが道を横断していて、車が止まって待っていましたよ。こういうところが日本にあるということは、とても大事なことだね。最近では、貴重なことになってもしまったね。ユーモアのある話で結ぶことができましたね。

【第四段落】 反対意見の理解をして、生き方の主題でまとめることができました。



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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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