国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   文化ということを   ゼニガメ兵

 文化ということを、ここでは日常の生活にあらわれている面から考えていって、ヨーロッパと日本のそれを比べてみると、最初に思いうかぶのは、次のことだ。職業、地位、階級等の別なしに、人間は市民としてたがいに対等の存在だ。ヨーロッパの生活意識においては、各人がそういうものとして自己を把握しているから、個人としてのそのありかたが独立的で、強くたのもしい。一方日本の生活意識は、一部の人たちに概念的にうけとられているほかは、いまなお全く欠けている。それは到達点としては、全てが強い対等の人格となることが目標という事。集団で生きていくか、個人だけで生きていくか、その意見は二つ言える。
 一つ目は日本の生活意識のいい所、一緒にお弁当を食べる事、みんなが反対するなら自分も、集団で生活している事が日本の生活意識。僕の場合は、むっちゃ混んでるデパートへ買い物に行く事。必ずお母さんと行かないと、迷子になるからだ。(もし一人で行ったら碌な事にもならへんなぁ。)と買い物するたびに思う。とりあえず集団で行動すれば大丈夫という事だ。<複数の意見A>
 二つ目は欧羅巴の生活意識のいい所。それぞれ自分の力で解決する、他人の力は借りない、個人が独立しあう事が欧羅巴の生活意識。僕の場合は、中学になってから友達があまりいないから、自分の力で解決する。どうしようも無い時は、よく考えてから行動する。僕は意外と孤独を好む(?)タイプかもしれない。でも救いようのない結末にならないようにしたいね・・・と思ってる。<複数の意見B>
 確かに自分自身のポリシーにしたがって意見を提示する。「出る杭は打たれる」ということわざは知っているだろうか?すぐれて抜け出ている者は、とにかく憎まれるという意味だ。すぐれた意識で生活をしていたら、他人によく憎まれてしまうという事になると思う。日本での集団意識、欧羅巴での独立意識、今はそれらが重なりあっていると僕は思う。

   講評   yama

 こんにちは。今回の文章は少し抽象的だったので、難しかったかもしれませんが、それでもしっかりとした4段落構成で感想文が書けています。実力がついてきている証拠ですよ。自信をもってがんばりましょう!

<第一段落>量もちょうどよく、要約できていますよ。日本とヨーロッパの違いを的確に指摘できています。
<第二段落>一つ目の意見。「日本の生活意識のいい所」それは何なのかをはっきりまず書いておきましょう。「日本の生活意識のような〜というものはよい」とまず書くと良いですね。体験実例は「みんなが反対するなら自分も」などのあたりがよく表れていますね。
<第三段落>二つ目の意見も同様です。まず、はっきりと「しかしヨーロッパのような〜もよいという意見もある」など。ユーモア表現も入れて、体験実例が楽しく書けています。
<第四段落>総合化をするためには意見の一つ目と二つ目をここでも出す必要があります。「日本的な生活意識もよいし、ヨーロッパ的な生活意識ももちろんよいのだが、それよりももっと重要なことは〜」ですね。今回はこの総合化が少し分かりづらくなってしまっていましたよ。最後の結びは上手くいっていますので、そこまでのつなげ方をもう少し考えてみましょう。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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