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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   友達と私の幸せ   ファラオ

 日本人は、日本文化を微分化した小さなカプセルの中に入って、そこで初めて、安心するのである。
 私はもう六年だが、今でもよく友達に、
「トイレ行こう!」
とか、
「水飲みに行こう」
とさそわれる。でもたいていトイレは、
「あ、今はいい。」
と断ることが多い。水飲みは、
「うん。」
と言うことが、多いだろう。私は、いつも不思議に思うことがある。人を待っているとき、一人じゃ、とてもとても心ぼそく、何回も、
「いまどこ?今どこ?」
ときくのだ。でもこれが妹一人でもいれば、なぜかまるで遊んでいるみたいにとっても楽しいのだ。
 あと二つあるが、その一つはねる時だ。小さい時は母に本を読んでもらうとすぐねられたのだ。それに暗いとねられない。必ず豆電球だけは、朝までつっけぱなし。母は、
「暗い方がねられるよ。」
と言うが、私は暗いとこわくてねられないのだ。
 そして一番言いたいのは、二年生くいらいまでしていた「指しゃぶり」だ。生まれてからひまがあれば、おや指をしゃぶり、その映像も残っている。そして一年生くらいになるとなぜか父のにおいがついたタオルをかぎながら指をしゃぶるとすぐねれたのだ。さすがに一年生くらいになって指をしゃぶっていると
「もう一年生でしょ?いつやめるの?ねー」
と母に言われ、うんざりしながら、
「明日!」
というのだ。もちろん一日でやめられるわけがない。だからふとんにもぐり、母にばれないようにしゃぶっていた。
 しかし、ある時にぱっとやめた。それは二年生の夏休みに行った「オーストラリア旅行」だ。二週間ずっと一回もしゃぶっていなかった。なぜかは私にも分からないが・・・。それをきっかけにもうそのくせはなくなった。今でも母は言っている。
「おしゃぶりにすればよかった。」
と。私の妹もほんの少しだけしゃぶっていた。妹はおもしろいしゃぶり方で、おや指以外の四本を全部口につっこんでいたのだ。まあー妹はすぐやめられたからいいけど、私の右手のおや指は、ほくろがにじんでいたり、左のおや指より少し短くなっているのだ。ま、それはそれでけっこう自まんできるのだ。
 自分のくせというものは自分の友達といっしょに遊んでいる時と同じように安心できるという事だ。
 私は、今までなにも考えず友達と遊んだりいっしょにトイレなど行ったりしていたけどそれは私にとってとても幸せなんだなと感じた。

   講評   hota

 今月のこの清書も、「体験実例」がとても生き生きしていて、そして「似た話」としてよく考えられていて、とてもよかったですね。
 10月から、また少し字数が増えますが、ファラオさんなら、平気だね。

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