創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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けんか おわせ
私の家では、毎日のように私と弟が「うるさい」といわれるまでけんかをしている。けんかをしていない日は、弟か私がいない日か、二人とも機嫌がとても良い日かのどちらかだ。始めは「○○がいけないことをしたから、お母さんに言っちゃおーっと」という一言から始まる。毎回毎回けんかをした後は、最低限の会話しかせず、何かきっかけがあったときか、次の日になってしまったときに自然に仲が前のように戻っている。私はけんかは良いと思う。
私がけんかが良いと思う一つ目の理由は、けんかが出来る、というのは相手のことがよく分かっているからこそ出来ることなので、私はけんかが悪いとは思わない。全く関係ない人や嫌いな人とは、逆にかかわりたくないから話すこともしたくない。
二つ目の理由は「けんかするほど仲が良い」というように、けんかをしてそのけんかのおかげで仲が良くなることが出来たり、すこし前までけんかをしていたのに、もう仲が良くなっているということは現によくあることだ。
三つ目のお理由は、今まであまり話したことがなく、今まで名前は知っていたが、詳しくは知らないという人とけんかすることによって、相手のことをより知ることが出来るからだ。以前私は、一言も話したことがない人達が、たまたま何かあってとっての激しいけんかをしていたが、その次の日からは以前以上に仲が良くなり、今では大の親友だ。と友達の話で聞いたことがあるように、けんかからの友達というのも良いと思う。
確かに、けんかというのは他人を傷つけてしまうこともあったり、終わった後に仲直りをしないことがあったりするという点では、けんかは良くないが、しかし、「一人の敵も作らないものは、一人の友も持たない」という名言があるように、憎み合うだけのけんかでなければ、けんかというものは決して悪いものだたか思わない。けんかによってもっと良い人間関係を深めていくことだと思う。
講評 miri
導入部の状況説明がとてもわかりやすく書けています。理由も3つ入り、十分に是非の主題の裏づけができています。
また、名言の使い方もじょうずです。人間同士、つきあえばよい時もあれば悪い時もあるのは当然ですものね。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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