国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
その人だからこそ いほめ
「ウワ〜ッウワアー!!・・・・・」
母親の腕の中であやされている赤ん坊。何か嫌なことがあると泣き叫び、母親のおなかにいた頃からよく元気に母のおなかをけっていたらしい。そんな元気な赤ん坊。それが、わたしだ。
〇〇〇〇。それがわたしの名前の由来らしい。わたしは、なんとも単純な名前だと思うが、親がつけてくれた大切な名前であることに変わりは無い。だが、わたしはこの名前で、習字の時間が少し嫌なのだ。その理由は、右払いと左払いが多いからだ。(といっても、最後の名前を書くときだけだけれども)。払いができないと格好が悪くなってしまう。その払いばかりはいっているため、習字のときはこの名前が嫌になるのだ。けれどやはり生まれて初めてもらった、一生のうちに一回、一番大きな親から子への贈り物。大切にしなくてはならないもの。
わたしの姉は自由だし、よくしゃべる。それはまさに名前どおり。母から聞いたのだが、わたしには他にも名前の候補があったらしい。そのなかから、わたしの両親が選んだ名前が今の名前なのだそうだ。もし、わたしが違う名前になっていたら、性格が変わっていたかもしれない。それを思わせるほど、わたしの姉の名前は性格にぴったりなのである。自由に喜ぶ。それが姉の名の由来らしい。この名前は、わたしの姉に、これ以外は無いというほどぴったりだとわたしは思う。だが、自由なのはいいが、あまり先のことを考えるより、今、目の前のことを考えたらいいと思う(というより、なるべくそうして欲しい)。
人間にとって名前とは、親からもらった最初で最大の贈り物で、一生背負っていくものである。やはり野におけ蓮華草ということわざがあるように、名前はその人についているからこそ意味があるのだと思う。
「これでもう、わたしも十二歳・・・」(書き出しの結び)
生まれて十二年経ち、わたしは生まれた頃の事は覚えていないが、きっとあのときよりも強くなっただろう。これからも強くなるよう願う。この名前とともに。
講評 jun
「名前とは、親からもらった最初で最大の贈り物」とはそのとおりですね。そして、同時に、名前はその人の性格までも決めてしまうものなのかもしれませんね。
▲書き出しの結びは、作文の最後に持ってきましょう。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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