創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   不思議は大切   アトム

 子供の世界という物は不思議だらけである。少しでも分からないことがあると、なぜと大人に聞きすぎて、怒られたりもする。大人からしてみれば、日常的な当たり前のことなのであるが、子供からしてみればまだ短い人生、わからないことは「不思議」といっていいと思う。子供は、自分からして「不思議」と思うことを大人に聞き、その聞いた物を知識として、頭の引き出しのなかにしまう。たとえば子が親に「なぜセミはミーンミーンと鳴くの?」と聞くと、親は「なぜでしょうね」と答える。すると子供は「お母さんを呼んでいるからだ」というふうに自分で答えを考え、そして納得する。外的な現象と、子供の心に生じるものが一つになって物語の結晶となっている。
だから不思議に思うことは大切だと思う。(是非の主題)
第一の理由は、「なぜ」と疑問に思わない子供は、将来知らないことが多くなってしまうからである。知識が年とともに頭の中で作り出されるわけではなく、自分で取り入れる物だからだ。知識がもともと頭の中にそろっていたら取り入れる意味はない。
足りない教科書を買い足すように、知識も、周りの大人からもらわなくてはならない。
知識をもらいたい時に「なぜ」という言葉を使うのだ。そうして生きるための知識を大人たちから得続けるのである。そうしてまた大人になったときに、子供から「なぜ」といわれて答えることとなるのだ。(複数の理由1)
 第二の理由としては、「なぜ」と思うことがないと、人生を生きてゆくうえで、つまらなくなってしまうからである。ただ単に、「〜は〜だから」という簡単な理由で済ましていては「なぜ」という言葉は必要ないし、自分に何にもプラスになることはない。日本の海外旅行者は1500万人を突破してという資料が出ている。これは海外への知識を向けて、吸収するため、実際に海外に行って知識を補おうとする現われなのではないのかと思う。そうして人間は人生を楽しんでいくのではないのかと思う。(複数の理由2)
 確かに、「なぜ」と思い、人に聞くだけでは成長しないであろう。自分なりの考えを作っていけなくてはいけないことはわかる。しかし、「存在する物には、良いとか悪いとか言う前に、すべてそれなりの理由がある。」という名言があるように、不思議に思う気持ちを抱き、その不思議を解明しようとすることは、必ずプラスになるはずだ。(是非の主題)(名言の引用)(反対意見への理由)

   講評   sarada

「不思議に思うことは大切だ」 という【是非の主題】 に対して、理由がしっかり述べられています。【理由一】の「足りない教科書を買い足すように、知識も、周りの大人からもらわなくてはならない。知識をもらいたい時に「なぜ」という言葉を使うのだ。」 という自分なりの解釈は、すばらしいな! 「なぜ」 と感じることが成長につながっていくね。すばらしい解釈に加えて、アトム君自身の体験が書かれてあるといいな! きっと、小さなときの「なぜ」 から、追求したものがあるでしょうから。
【データ実例】 は難しかったでしょうが、うまくまとめたね。探究心こそが、人生を楽しくするね?! 
最後の段落は、名言に自分なりの意見をつけくわえ、しっかりと結びました。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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