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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   挑戦   あにせ

 母親が子供に、「危ないからやめなさい」と声をかけている。子供は好奇心が旺盛で、何にでも興味を持つ。そのおかげで時には親をひやっとさせる場面があるのだろう。また子供は、様々なことに挑戦する。何かができるようになったら更に難しいことに挑んでいく。それは自然なことだ。大人はそれを引き止めようとする、または押し付けたりすることはしてはならない。人間は生涯追い求めていくものだ。だから積極的に挑戦することによって自分を高めていくべきだ。(書き出しの工夫)(当為の主題)
 そのための方法として第一に、挑戦して得るものの必要性をよく考えることだ。挑戦して成功することも失敗することもある。成功した時の喜びや達成感、新たに得たものは自身にとってとても大きなものになるだろう。だからと言って、失敗を恐れたり排除したりしてはいけない。失敗によって欠点が見つかるとすると、それも自分のためになるものなのだ。私は小学校の頃クラブ活動で器械体操をやっていた。バック転ができるようになるとその次にバック宙をできるようになりたかった。なかなかうまくいかず、先生に指摘してもらったり練習を積み重ね、初めて着地ができた時の喜びは今でも忘れられない。その時に得たのは、成功させたいという強い意志と積み重ねることの必要性だった。挑戦することによって、このように向上させるための材料を得られるのである。(複数の方法1)(体験実例)
 また第二の方法として、挑戦することに対して億劫にならないことだ。日本は今まで様々な改革を経て今の姿にある。明治維新はそれまでの日本の姿を大きく変えた。現代の日本人は消極的だ。大人が怖がっていては子供たちのよいお手本にはならない。日本の未来を担う子供たちのためにももっと大人がしっかりするべきだ。何か大きな変化をもたらすような案を政治家に考えてもらいたいものだ。(複数の方法2)(歴史実例)
 確かに、無謀な挑戦や危険な挑戦は止めておいたほうが身のためかもしれない。しかし、挑戦することは確実に自分のためになる。鵜の真似をする烏、水に溺れるということわざがあるが、失敗してもそれが教訓になることが必ずある。だから、挑戦して多くのものを得て、よりよい自分を作っていくべきだ。
 母親が「危ないからやめなさい」と子供に声をかける。私は逆に、子供は挑戦して大きくなっていくのだ、と母親に注意したい。(当為の主題)(ことわざの加工)(書き出しの結び)

   講評   nane

 情景の書き出しを工夫したのはいいところ。書き方としては、もう一工夫あるといいか。もう少し説明風に書いた方が自然かもね。
 バック転ができたときの話は、説明風にとどめずに、もう少し描写的に書いてもいいか。いい例だから、一度試しにくわしく書いてみよう。
 「大人に……してほしい」「政治家に……考えてほしい」は正直な意見だけど、他人事のような感じがして印象が弱い。自分の問題として書いていこう。
 鵜の真似をする烏は、いい引用。表現をもう一工夫。
 書き出しの結びもよく書いたね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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