国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   カキの不思議な力   ヨッピー

色づいたカキは日本の秋を彩る風物詩だ。カキは日本の果物の王座だったが、最近では新興のミカンとリンゴに奪われ、生産量はナシにも後れている。渋ガキの渋もいわゆる「熟しガキ」になるまで木の上に置いておけば抜ける。渋は無用な時期に果実が動物に食われるのを防ぐ、「適応」的な意味を持っている。こうした、渋を抜いてまで若いカキを食べてしまうヒトの出現は、カキの進化にとって勘定外のことだったのかもしれない。(要約)
  私はアメリカに住んでいるのであまりカキを食べていない。食べたとしても渋柿かもしれない。というのもこの間お母さんが農園から柿を買ってきて、食べたら口がかさかさになって自分の口を感じる事が出来なくなった。きっとそれは無用な時期に果実が動物に食われるのを防ぐ、「適応」的な意味を持っているものではないかなぁと思った。それから、本に書いてあったように、渋柿ではないとき、黒い「ゴマ」というものがある。それは、お 母さんが買ってきたカキにはなかった。だから、渋柿だったと思う。私の家族は全員で四人いる。みんな一口を食べてから、もう手を出さなかった。他の動物達もそうなのかもしれない。失敗から学んだのだろう。柿はまるでみかんのようだ。なぜかというとオレンジ色だし、形が似ているからだ。でも柿には葉っぱがついている。(たとえ)(体験実例)
  お母さんに小さい頃食べた柿の思い出を聞くと
「ママのおばあ様が干し柿を好きだったので、ようちゃんのおばあちゃまはいつもお仏壇にお供えされていたわ。お供えの後、その干し柿をよく頂いたの。甘くて美味しかったわ。それは渋柿を干したものだったのね。おじいちゃまも干し柿が大好きなのよ。甘柿は腐る一歩手前が美味しいみたいね。要するに良く熟しているということで、持ったときの固さや色で分かるの。ようちゃんの好きなアボガドと同じよね。固すぎると、美味しくないのじゃない?」
と懐かしそうに答えてくれた。そこで私は
「日本の柿はアメリカと違って美味しいね。」
と日本の柿の味を一生懸命思い出そうと頑張りながら独り言を言った。
  自然とは人間にとって豊かな食を与えてくれると思う。渋柿は渋いことにより自分を守っていたのに私たち人間が渋をなくすやり方を発明し、食べ物にしてしまった。でも、よいことに全部をとらなかった。だから、残った渋柿が地面に落ちまたそこから柿の木が生えてくる。反対に渋柿をとっていなかったら柿の数は大きかったかもしれない。自然は自分で生きる回転がよく出来ている。三人よれば文殊の知恵(ことわざ)のごとく、天気とかでは自然に負けているが、平凡な人間でも三人寄り集まれば良い考えを思いついたのかようだ。(一般化の主題)

   講評   yasu

ヨッピーさん、今回もいい内容ですね! 干し柿の話は特に良かったです。
●要約……先生のヒントどおり、うまく要約してくれました。
●前の話、聞いた話……ヨッピーさんも渋柿を食べたことあったんですね。あの味は、忘れられないですよね。干し柿の話もいいなあ。今度日本に帰ったら、ぜひ味わってみてください。
●たとえ、ことわざの引用……ヨッピーさんが言いたいのは、自然の偉大さですよね。だから、人間は大自然にはかなわない、という意味に持っていった方がいいかな。「三人よれば文殊の知恵というが、大自然の力には、人間が何人よってもかなわないだろう」という方が、意味がよく通るね。
●一般化の主題……ここはうまく行ってますね。オッケーです。
柿の数は大きかったかも→多かったかも






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