国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2426 今日25 合計52361
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   真実は一つ   キングドラゴン

 子どものころ、わたしは「ノーの一語」という見出しの文を読んだことがある。一般に「ください。」とか「おねがいいたします。」とかいう依頼のことばや「すみません。」とか「ゆるしてください。」とかいうようなわびのことばも、言いにくいものである。そういう真実になってものを言うとき、そのことばはよく相手に通じるだけでなくことばのひびきもすがたもすっきりしてくるのである。
 ぼくがこの話を読んで一番文の中で頭に残っているところは、自分を否定するとは、自分の全体をだめだとしてしまうことではない。というところだ。
 ぼくは、さぼって宿題をしていなかった時に、先生から注意をされると「昨日は、体の調子が悪くて出来ませんでした。」とか「宿題はやっていたけど、持ってくるのを忘れました。」などと言いわけをして、なるだけ自分が悪く思われないように言いわけをしてきた。そうやってその気まずい空気から逃げるために真実をかくすことで自分を守ってきたのである。しかし、そういうごまかしのことばを使い続けていると、真実がばれることがある。ばれた時のあの気まずい空気はなんとも言えず、穴があったら入りたい心境だ。本当のことを言っていれば、少しは怒られたかもしれないけれど、ウソがばれたときは、その数倍怒られるのである。そのうえ本当のことを言っても信じてもらえず、まるでオオカミ少年のようなあつかいをうけることとなるのだ。
 宿題以外のことでも、例えば何かをしてもらったときに、「ありがとう。」と素直に言えなかったとき、その「ありがとう。」を言っておけば良かったと後悔することや、友達とケンカしてなかなか「ごめん。」の言葉が言い出せずに、気まずくなったりと素直に仲直りしたいのに言い出せないのは、気分がいいものではない。
 言いづらい言葉でも、真実を人に伝えることが出来れば、きっと人と人とが信じあえ平和な毎日を過ごせると思うのである。

   講評   kamo

 今月も、いい作文をたくさん書いてくれました。要約がそのままになってしまったけれど、これも、いい清書になったね。
 
 今まで、電話の授業を聞いてくれてありがとう。そして、楽しいすてきな作文の数々をありがとう!
 これからまた忙しくなると思うけれど、がんばって続けて行ってね。応援しています。
 では、お元気で(^o^)/~~
 

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)