低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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多面体折り紙 まりりん
「なにそれ〜!!まりちゃんがつくったの?「30角形」っていうんだぁ〜。」
「30角形って名前聞いただけで、すごそうだけど、実物もすごい!!」
私は今、すごく注目をあびている。なぜなら、折り紙で「30角形(正式に言うと、30面体の星型)」がつくれたからだ。私は4年生の3学期あたりから折り紙の多面体にはまっている。30角形の大きさは、顔よりも少し大きくて、形は「とげとげ」している。まるでIQサプリででてくるモヤットボールの「とげとげ」バージョンみたいだ。3人でつくったのに出来上がるまでに3週間もかかった。でも、できたときはすごく嬉しかった。学校の20分休み、昼休みの間、他の子達は外で鬼ごっこしたり、教室でトランプをしたりと遊んでいたけど、早く完成させるために遊ばないでずっと折り紙を折っていたからだ。それに、今まで作ってきた中で、1番大きかったし、たいさくだったからだ。
30角形を作るまでに、3週間だけだったけど、30角形に出会うまでにはすごく時間がかかった。それに、本を見て作ったものだから、たまにどう折ればわからないところがある。「できた!!」と思って本に書いてある完成図と並べてみると、形が少しだけ違う。でも、いいやと思って30枚おって、組み立てようとしたら、上手くはまらなくて、本をよく見てみると、少しだけの違いのせいで、はまらなくなっていた。「せっかく30枚つくったのに・・・。」ということもあった。だから、本を見始めてちゃんと30角形ができたのには1ヶ月以上かかったと思う。それぐらい大変だった。それに、30枚おれたとしても、見本どおりにはまらなくって力まかせではめようとしたら、折り紙がいつの間にか、ぐしゃぐしゃになっていることもあった。そんな大変なことを乗り越えて、30角形はできたのである。なのに、そんな苦労も知らないで、
「30枚あげるから2週間以内につくってね!」
「早く作らないといやだからねっ。」
という子がいた。はじめの方は、がんばってみよう!と思い、
「うん。わかった。じゃあ、まぁいつになるかわからないけど、つくるから。」
といっていたが、もう10人以上になってしまった。だから、1人ずつ断ってはじめにたのんだ1人分を来月までにつくることにして、あとの人たちは順番をきめて、つくることにした。これで、これからうまくいきそうだ。
30角形に出会うまでも時間がかかったが、まずは多面体に出会うのに、一番時間がかかった。私が、多面体折り紙を作ろうと思ったのは、4年生の3学期ごろだ。同じマンションに住んでいた、かすみんが2年生のとき引っ越してしまって、ずっと会えなかった。だけど、5年生になってきて、かすみんが東京にもどってきた。ということで同じマンションの子、なおくん、ゆっちゃん、あすちゃん、などなど・・・いろんな人が集まってパーティーをやった。そのときに、かすみんがまず12角形というものを教えてくれた。でも、時間がなくて、組み立てまではいかなかった。だから、12枚ちゃんと作っても、12角形は作れなかった。四角形になったり、ひょうたん型になったり・・・といろいろで、できなかった。でもある日、学校の身体測定で保健室に行ったとき、天上に多面体がかざられていた。12角形とはちがったけど、よく見てみると、三角と三角の間は一個の形でつながっていた。他の人に説明してもわからないけど・・・。そこが問題だったのだ!私はそれを見たとたん12角形の仕組みがわかって、家に帰ってあわてて12角形をおったら、なんと・・・できたのだ!!それに感動して私はいろいろな多面体を作るようになった。
折り紙というものは、4年生の3学期まで、小さい子がおるもので、もう千羽鶴以外ではおることはないだろう、と思っていた。それに、多面体を見ても、「これすごいな〜。私もこんなのができたら・・・いや、絶対無理だ!こんなのができるわけがない。」と思っていた。だけど、かすみんに教えてもらってから、私は多面体が好きになった。だから、折り紙や遊びというものは、無駄なように見えるけど、以外と頭の体操になったり、いろいろなことを遊びから学ぶことができるから、遊ぶことはいいことだな〜と思った。今の私の最高の作品は、30角形だけど、そのうち、折り紙を90枚使ってできる、「90角形」にもチャレンジして、作ってみるつもりだ。
講評 kira
まりりんちゃん、こんにちは。90角形の成功、おめでとう。
11月も頑張ろう。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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