国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日3224 今日361 合計55921
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   手仕事のよさ   ロビン

今も日本はすばらしい手仕事の国である。しかし西洋では機械の働きが余りに盛んで、手仕事はおとろえてしまっている。たとえば手漉きの紙や、手轆轤の焼き物などが、日本ほど今もさかんに作り続けられている国は、ほかにはまれではないかと思われる。このままだと手仕事はだんだんおとろえて機械生産のみさかんになるときがくるだろう。しかし、西洋でなした過失をくり返したくはない。日本の固有な美しさを守るために手仕事の歴史さらに育てるべきだと思う。
僕はこのはなしを読み、確かに欧米は機械に頼ってばかりいると思った。だが日本は手作業が世界の中で多い国のようだ。僕は前にすごい手作業を見たことがある。僕が祖母の家に行ったときのことだ。何十年と壁紙のはりかえをしていなく、だんだんと壁紙がはがれてきたので職人さんに頼むことになった。そして職人さんが来たのだが、大勢いるのかと思ったら大間違い、たった一人だけなのだ。しかもその人は病気で、声は出せるが、耳が聞こえないのだ。そして一階と、二階、階段を一人でやるという。餅は餅屋で一ミリもずれずに一人で出来るとはとてもすごい。まるで神業のようだ。僕は病気にも負けず、頑張って一人ですべてをこなしてしまうなんてこんな人は他にはいないと思った。この職人さんはどんな人よりもすごい職人さんだと信じている。
これは母に聞いた話だ。僕の住んでいる横浜市では平成八年度から市民を支えている手仕事・手作業を中心とした職業の人を選び、後継者を育てて、貴重な才能を伝えていくことを目的とした事業があるようだ。そして毎年、少しずつ新たな職人さんが出ていると思う。職人の業を大事にしているのがわかる。このような事業が全国にあれば日本はもっと手仕事がさかんになるだろう。そして何世代も続いていったらいいと思う。
今の時代、これだけ機械化が進んでも機械ではまねできない、手仕事のよさがあるんだと分かった。

   講評   mae


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)