創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私は季節感のある生活がしたい   ムーン

私は季節感がある生活をしたい。何故なら今の私達の生活は季節感がない。例えば、夏になるとクーラーを部屋の中が少し冷えるまでと言いながらクーラーの温度をどんどん下げていく。また冬は、寒いからという理由で暖房をどんどん上げていく。昔は、蚊や暑さ等の、その季節特有の苦難があり、風鈴のようなその季節特有の音があり、季節感があった。科学の発達により季節感が無くなってきている。だから、私は、季節感がある生き方をしたい。
そのための第一の方法としては、変化を楽しむ気持ちをもつことである。例えば、私は駅や学校へ行く途中の道ではいつも鳴いている虫の声に耳を傾けている。夏だったら蝉、秋だったらコウロギ等の鳴く虫だったりする。虫たちの声は、私にとって季節の変化を楽しませるものである。虫たちの声はまるで自然のオーケストラのようである。このような体験ができるのも、クーラーのある快適な生活空間では味わうことは出来ない。だから、季節感のある生活は、人間の生き方の課題であるとともに環境について考えることもできる。このような生活は、人間が古くから持っていた感性や耐性を持つことが自然に身につくと考えられる。
第二の方法としては、学校や地域などの社会で、もっと季節ごとの行事を大事にするような文化を作っていくことだ。例えば、正月や七草粥から始まる季節の行事を家庭でも大事にする。また、子供の頃から自然とのかかわりを持つようにしたら、環境にも目を向けるような意識が働くのではないだろうか。例えば、戦国の武将で有名な織田信長伝記のなかでは、幼い時から野山を駆け回り、辺りの地理や自然(地理の利)を熟知していたという記述がある。だから、桶狭間の戦いでも、最高の場所と時刻を選べたのではないだろうか。このように、自然から学ぶことは大切である。そうでなければ、織田信長は、全ての戦いで地理の利を活用できなかったであろう。
確かに、科学の発達は、人間に快適な環境をもたらした。しかし病人やお年寄りが寒さに震えたり暑さに弱ったりする社会は決して良い社会とは言えない。今年の夏は、猛暑でたくさんのお年寄りや病人が熱射病で亡くなっていったという記事を多数目にした。だから、身体が弱っている人ではなく健康な人達には、快適な生活だけではなく少々不便な生活も必要だと思う。『寒さに抵抗する一番良い方法は、寒さに満足することである。』という言葉があるように、私達はもっと季節感のある生き方を送っていくべきではないだろうか。そしてまた酷暑であった今年の夏も去っていく。しかし、来年になると、また厳しい夏を迎えることになるのだ。


   講評   yuta

 もう11月になろうかというこの時期に台風がやってきました。アメリカのカリフォルニア州では、乾燥・高温・強風のために、東京都の8割に相当する面積を焼く山火事が起きています。(10月27日現在)
 地球温暖化の影響もあるのでしょうか。心配です。
       

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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