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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   橙色に色づく柿は   ゴジラ君

橙色に色づいた柿は、秋を思い出させる。私の近所の家にも柿の木がある。日本の秋を彩る風物詩でもある柿は、中国で生まれ日本で発達した果物だ。日本で柿の栽培史は、8世紀頃までさかのぼることが出来る。江戸時代になると渋抜き方法まで発達した。柿は、全国の『庭先』に普及し、さまざまな地方品種が生み出された。柿は大正期までは果物の王者だったが、やがてりんごとみかんにその座を奪われ、なしにも生産量では後れを取っている。日本での伸び悩みとは逆に、柿は外国から注目され、新たな世界果実への道を歩き始めている。柿は、早世品種の開発が難しく今も昔も作期はあまり変わりがない。柿は、甘ガキと渋柿があるが手間をかけてまで渋柿から渋抜きをする理由は、その果肉がとても甘いからである。しかし、渋柿の生物学的な理由はそれほど追求されていなかった。鳥などの動物たちも渋柿には、手も出さない。だが、熟した柿を食べることによって種を運ぶ意図があったのだろう。
 似た例は、私は、熟したバナナを食べたことがある。若い少しかたいバナナも食べたことがあるがこのバナナは苦味が少しあった。やはり熟した柔らかいバナナのほうが甘い香りも強かったし、味もとても甘かった。まるで甘いお菓子を食べているようだと思った。
また、似た話では世界の偉人の中に『エジソン』という人物がいる。この人物について調べてみた。エジソンは、小さい頃から機械いじりが好きでたまにいじりすぎて怒られたことがある。偉人でも、とても努力しなければ成果はでないのである。
 『歳月人を待たず』ということわざもある。この言葉の意味は、年月の流れは非常に速くて人を待ってくれないから、今というときを大切にして努力せよ。という昔の人たちの言葉である。そういう意味で、私達人間も普段から努力を重ねることが大切といえるのである。柿の実がどんどん橙色になってゆくのと同じように、人間も努力を重ねて、自分に色をつけていくことが大切である。

   講評   kira

 ゴジラ君、こんにちは。柿の熟することと、人間の努力が熟してくることを重ねて考えて行ったのですね。
● 要約/感想文
 柿の歴史が古いことがわかりましたね。また、甘くなる仕組みが、自然のうまい知恵になっていることもわかりました。
● 前の話聞いた話
 バナナも、収穫の時にはあおいのだそうですね。それを熟させてから、店頭に並ぶようです。私達が食べる時には、すっかり甘いです。人によって、固い時に食べるのが好きな人と、もうこわれそうなくらいやわらかくなってから食べる人がいるそうです。ゴジラ君は後者の方ですね。
 人にたとえた時には、エジソンが浮かんだのですね。99パーセントの努力を重ねて発明王になった人です。まさに自分を熟させて行ったのですね。
● たとえ● ことわざの引用
 「歳月人を待たず」が使えました。今のこの努力が必ず未来に実ると言うことなのですね。
● 一般化の主題(…は人間にとって…である)
 「柿の実がどんどん橙色になってゆくのと同じように、人間も努力を重ねて、自分に色をつけていくことが大切である。」と結びました。この結論の「自分に色をつける」という表現が味わいのあるたとえになっていますね。さすがです。


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