創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   学校について友人と   ムーン

小学校に入ると音楽の時間に楽譜の読み方・笛の吹き方・合唱の仕方を習った。体育の特別授業として一学期に一・二回、フォークダンスの練習もした。幼稚園では、いっしょに歌い、一緒にお遊戯をするだけでなく、一緒におやつやお弁当も食べる。他人の身体に起こっていることを生き生きと感じる練習である。生きる理由がどうしても見当たらなくなったときに、自分が生きるに値する者であることを自分に納得させるのは、思いの外難しい。そのとき、死への恐れは働いても、生きるべきだという倫理は働かない。生きるということが楽しいものであることの経験そういう人生への肯定が底にないと、死なないでいることを自分では肯定できないものだ。お歌とお遊戯はその楽しさを体験するためにあったはずだ。幼稚園でのお歌とお遊戯、学校での給食。皆で一緒に身体を使い、動かすことで、他人の身体に起こっていること『つまり、直接に知覚できないこと』を生き生きと感じる練習を、私達は繰り返してきた。身体に想像力を備えさせることで、他人を思いやる気持ちを、つまりは共存の条件となるものを、育んできたのである。私は他人を思いやる気持ちを大切にして生きていきたい。
そのための方法は第一に、コミュニケーションの力を見直すことだ。私は、小学校の時にはクラスやクラブにも友達がいたが、中学・高校では友達は、クラブ中心になりクラスの友人がどうしても少ないという体験をした。クラス全体を見てもこのような傾向にあるように思う。共通な話題があるクラブの友人のほうがコミュニケーションを取りやすいのだ。クラスの友人には、他人に対する気持ちを大切にしながら会話を進めていくことが大切である。
第二の方法としては、今までの学力偏重の教育方針を改めることだ。たとえば、アルキメデスは若い時に、海辺の近くにある学校で勉強しているときに、その学校の教授の教え方に疑問を持ちその学校とは違う所に移り住み、色々な海洋生物と触れ合い雲丹などの身体の名称をつけた。
確かに、人間は自分自身に対して孤独に問い掛ける体験も必要だ。しかし、『良い友人を得たければ、まず自分が良い友人でなければならない』という名言もあるように、私達は他人を理解することは、とりもなおさず自分自身を他者に認めてもらい確認することにもなるから、相互の理解を図る思いやりの気持ちを大切にして生きていくべきだ。

   講評   yuta

◆要約は少し長めかな。半分くらいにまとめてみましょう。 『私は他人を思いやる気持ちを大切にして生きていきたい』という生き方の主題が提示できました。
◆『方法は第一に、コミュニケーションの力を見直すことだ』。小学校時代に豊かなコミュニケーションをとった体験があるから、今の問題点が見えてくるんだね。もちろん、気の合う仲間は特別な存在として大切にしていきたいですが、誰とでもコミュニケーションをとれるように壁をなくしていくことも大切だね。
◆『第二の方法としては、今までの学力偏重の教育方針を改めることだ』。アルキメデスの実例。後に偉人と呼ばれる人は、学校になじめなかった人が多いですね。
◆『確かに、人間は自分自身に対して孤独に問い掛ける体験も必要だ』と反対意見への理解を示し、『しかし、「良い友人を得たければ……」』と、名言を引用。“私達は他人を理解することは、とりもなおさず自分自身を他者に認めてもらい確認することにもなる』と、生き方の主題にうまくつなげていけました。
       

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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