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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人工のものと自然のもの   ナスビ〜

 私たちは長い間、木綿と木の中で暮らしてきた。だが明治以降それを捨てて、新しいものへ、新しいものへと人工材料を追いかけてきた。ヒノキは、切られてから二、三百年の間は、強さや剛性がじわじわと増してくる。木はきられた時に第一の生を断つが、建築の用材として使われると再び第二の生が始まるのだ。バイオリンは、トウヒとカエデを組み合わせてできたものである。使用する樹種も形も、十六世紀後半に定まり、それ以後、近代科学の改良案もほとんど寄せつけないほどに完成した、手工芸の結晶である。木は同じ種類のものでも、産地により立地によって、材質が少し違う。それは、物理的、科学的な試験によっても証明できないほどの微妙な差である。私たちは、機械文明の恩恵の中で、それだけが正しいと信じすぎてきたきらいがあった。だが、自然がつくったものは、木のように原始的で素朴な材料であっても、コンピューターでは解明できたい側面をもっているのである。(要約)
 私が四年生の頃、横浜に引っ越してきて、おどろいたことがあった。それは、緑が多いこと。あと、坂道の多さにもおどろいた。最初のほうは少しきつかったけれど(坂が)、学校に通うたびに、だんだんとその坂に慣れてきた。それと同時に、友達にも慣れ、自然にも慣れてきた。時には、野原で遊んだり、森の中にある道も歩いたりした。こんなことをしながら、自然とふれあっているうちに、横浜って良いな、と思った。結構の時が流れ、東京に戻る時が来た。それは、前通っていた教会の行事のためだった。東京に入ってすぐに、なんだか息苦しくなり、酔いも始まった。それは私だけではなく、姉も母もだった。その原因は、おそらく、高い建物と、排気ガスのせいだったと思う。けれど、かなり前に東京に住んでいたせいか、すぐに慣れてしまった。前まえでは、こんな中住んでいたなんて、前の自分が、今の自分とは別人みたいだったと思ってきた。行事も終わり、横浜に帰ってきた時には夜だったけれど、森のりんかくだけを見ただけでほっとし、横浜に引っ越してきて良かったな、と改めて思った。
 人間にとって人工のものとは、とても便利だけれども、すべてに欠点がある、というように、人工のものでも欠点はある。自然にも欠点はあると思うけれど、最近の生活では、人工のものの方が多いと思う。なのでそのような人は、少しでも自然にふれあうべきだと思う。私も、学校の休み時間で、校庭の芝生とふれあおう、と思う。(一般化の主題)

   講評   jun

 東京に比べたら横浜はこれでも自然が多いのでしょうね。「森のりんかくを見ただけでほっとした」というのはよくわかります。
 人工のものにも自然のものにもそれぞれ長所短所があると思いますが、自然とふれあう時間は大切にしたいですね。
 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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