創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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生き方、考え方の代名詞 仮
木は同じ種類のものでも、産地により立地によって、材質が少しずつ違う。また、木はそれが生育した土地で使われたとき、いちばんしっくりとして長持ちするということも、木にくわしい人たちのよく知るところである。木曾のヒノキは木曾で使われたとき、奈良のヒノキは奈良で使われたときが、いちばんしっくりするということになるだろう。
北海道と沖縄とが全然文化も食べ物も違うのはそれから来ていると思う。環境とも密接な関係あるのだが食について言うと北海道は栄養がありそうで、肉厚で、太りそうであったかいもの、沖縄は低カロリーで甘さひかえ目でシンプルなもの。さすがsimple the best.。北海道の料理は作り方もややこしい。しかし、沖縄料理は作り方も簡単で時間を取っておいても時間が余ってしまう。料理は現地でこそ食べたいものだが現地で食べるから味わえるおいしさがあると思う。例えば、僕が前学校でやったように、調理実習で沖縄料理を作って食べても鍵である「現地の空気」がないために、「ああ、おいしかった。」で終わるのは当然である。もしも、現地に行って食べていたら、もっと豊富な意見が出ていたと思う。
しかし、遠くなくても起こる文化がある。京都だと言わはると言うところを言いはると言ったり、横浜では東京と違って「??じゃん」等と言ったりする。食べ物ではヨーロッパのどこか忘れたが、EUに加盟している国同士を渡る前に、のどが渇いて、水を飲むときは、いちいち自動販売機で買っていたが、1つ国境を渡ると近くの井戸水を飲んだりする。国同士なので単位が大きいが。最近は、井戸水を飲むことがあまりない。学校の宿泊学習で八ヶ岳に行った時に、牧場へ行った。屋外に蛇口が用意されていて、開くとやけに冷たい水が出てくる。牛の飲み水もすべてこれで補っているそうだ。しかし、その圏外に出ると、先生に再び生水は飲まないように、といわれた。
人間にとって、ラフな環境と言うのは別の視点から見てみればラフな環境を安定させるためにあると思う。地域ごと、個体ごとに身体があるようにそれぞれの生き方、考え方の代名詞だと思う。また、そのラフな空間から、最低限の場所を決めておく。そうすれば、その空間、場所に進入するからこその自由が与えられると思う。
講評 nane
第一段落は、ポイントをしっかりつかんでいるね。
北海道と沖縄の食文化の違いはいい例。衣食住は、その土地の風土と結びついているのだろうね。
第三段落の話は、面白いけど、主題との関連が今ひとつわかりにくいかなあ。ということは、第一段落の要約を書いた時点で、何を主題にするか絞っておくことが大事。今回の長文の場合は、日本における木の文化(又は、自然を生かす文化)というところか。
結びの感想は、よく考えた。この感想の部分を最初に考えておいてから書き出すといいよ。
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