国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   フィンランドの   あいち

 フィンランドの保険機関がある調査を実施した。四十歳から四十五歳までの人を六百人選んで、Aグループ、Bグループとそれぞれ分けた。一方のチームでは、健康管理を充分に過保護という形で監視し、もう一方は何もしないで自由に放っておいた。十五年たって、驚きの結果が出た。なんと、過保護に健康管理を監視されていたチームは病気になる人が多かったのである。そして、自由にしていたグループのほうは意外に少なかったのである。なぜこのような結果になったかというと、治療上の過保護が依存や抵抗力の低下に繋がったのだ。そしてこの結果は、子供達の育て方や教育のあり方にも共通するものがある。「人類全過程」と呼ばれる、子供が動物としての感覚を持ち続けながら、磨きながら成長するために過保護に依存をしてはいけないのだと思う。それが、現在や未来の子供達に必要なことなのである。
 自由放任主義という言葉をよく聞くが、私はとても良いことだと思うし、その意見にも賛成である。私は、体育の授業をあまり積極的にやる方ではなく、むしろあまりにもやらなかったりしていた。そのため、成績もあまり良い方では無かった。だが、高一の体育で体育祭のための創作ダンスを作ることになりチームを組み、なんとジャンケンでそのチームのリーダーなってしまった。リーダーなんて、一度もなったことがなく最初は凄く嫌だった。スケジュールも全部自分で決めなくてはいけなかった。そこで、初めて自由にそして放っておかれたのである。そして、創作ダンスも無事終える事が出来正直自分の中でも、今までで一番印象に残った体育の思い出になった。しかも、そこで初めて体育でいい成績がついたのだ。嬉しかったし、やってて良かったなと思った。それからは、なんでもリーダーなんかをやったりするようになったのだ。今でも、修学旅行の班長である。
 もちろん、管理や保護も大切だと思う。昔話の姥捨て山のように、どんなに年老いた人を捨てるということが習慣でも、自分を育ててくてた母を守ってあげたいという気持ちが、殿様の難題を解き一緒に暮らすという奇跡を起こしたのであると思う。習慣と言うけれど、やはり現代にしてみると堅く言えば法律みたいなものであると思うから、物語の主人公は凄いなと思ってしまう。このように、保護するということも人間にとっては大切なのであると思われる。
 保護したり自由に放っておくことも人間としてはもちろん大切だし、必要なことである。だが、大事なのは自分をどうゆう風に成長させたいか、だ。子供の頃はそんな事は考えないが、沢山色んな経験をしていくうちに自分はこうありたいとか、こう大人になりたいという目標を持つことで、大いに保護や自由をうまく利用して成長することが出来ると思う。今の子供は、本能というものをあまり使わないで成長していくことがあるけれど、自分達がこうゆう現状を知って未来に繋げたらいいと思う。

   講評   nane

 第一段落がわかりやすい。ここは、状況実例でもいいよ。
 高一の体育祭はいい経験だったね。こういう経験で自信がつくと、同じような状態になってもすぐに自分の立場をはっきりさせることができる。という意味で、若いときにはやはりどんどんチャレンジしていくことが大事。だということがわかる。しばらくは受験で大変だけど、大学に入っても、この路線でがんばってね。
 保護の大切さの昔話も自然に入れた。この昔話実例は、難しい課題を身近な話で説明する練習。昔話に限らず、よく知られている話なら何でもいいよ。
 総合化もよくできた。この形はよく使うから覚えておこう。
▲こうゆう→こういう。そうゆう→そういう。ちなみに、こんにちわ→こんにちは。「いく」「ゆく」はどちらでもよい。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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