国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   自然と人間   背番号1

私たちは長い間、木綿と木の中で暮らしてきた。だが明治以降それを捨てて、新しいものへ、新しいものへと人工材料を追いかけてきた。今、千三百年たった法隆寺のヒノキの柱と新しいヒノキの柱とではどちらが強いかときかれたら、それは新しいほうさ、と答えるにちがいない。だが、その答えは正しくない。なぜならヒノキは、切られてから二、三百年の間は、強さや剛性がじわじわと増して二、三割も上昇し、その時期を過ぎて後、ゆるやかに下降する。<要約>
 木は、どんな植物よりも長生きする植物ではないだろうか。木はどんな嵐にも負けないが草も同様どんな嵐にも負けない。しかし草は踏まれたらすぐに千切れてしまうその点木は蹴られても体当たりされても決して折れたりはしない。なぜ植物には堅いものと柔らかいものがあるのだろうまるで人間の個性みたいだ。人間の個性も植物の種類も一つ一つ違っていてそれが面白い。その個性の中で長生きするものとすぐに死んでしまうものがあるのではないか。その中でも木は長生きをする種類ではないだろうか
 僕の学校には、設立記念に立った桜の木がまだ立っている。それも数年前にできた学校ではない百十三年前に設立された学校だ。今年の春に木の医者に桜の木全部を診断してもらったそうだが全部凄く強い木といわれたそうだ。それともう一つはヒマラヤスギだ。ヒマラヤスギは、設立前から立っていたそうで学校を建てるとき業者さんがいっそのこと切ってしまおうという話になっていたのだが近所の人たちがこの木はこれから入学する沢山の小学生とふれあってほしいという願いから切らなかったそうで当時の地域の人の願い通り今機械化が進んでいる世の中だが我が学校の生徒は、今でもヒマラヤスギとふれあいながら卒業していきまた新しい生徒がこの木とふれあって卒業する。僕は、学校にそんな素晴らしい木とふれあうことがすごく嬉しいそんなことちっぽけなことかも知れないが僕にとって大きいことなのだ。<前聞いた話>
 世の中には、木より機械の方が多いが今地球温暖化が進んでいる地球には今すぐ木を植えてそれを大切に育て山には自然都会にはビルこれができていれば多分地球温暖化もストップできるかもしれない。でもビルがあっては今の同じと思っている人はちょっと違うのだ。都会にビルがあっても山には、自然が少なくなっている要するに山の自然を増やすだけでちょっとは喰い止められるしこのぐらいは、朝飯前だと思う。人間にとって自然とは、無くてはならない存在である。<ことわざの引用>

   講評   jun

 これまで多くの小学生たちを見守り、見送ってきたヒマラヤスギの話はいい話ですね。以前、柿の木の話を書いてくれましたが、いぬま君の学校には木にまつわる話がいろいろと残されているのですね。
 最後に<ことわざの引用>と書かれていますが、「朝飯前」はことわざとは言えません。結びの意見には「千里の道も一里から」などということわざが使えそうですよ。

▲「設立記念に立った桜の木」→「設立記念に植えられた桜の木」

▲句点を忘れずに。
                    

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