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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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    私たちが日常(感)   ベッキー

 最近は、小学生から中学生、高校生になるにつれ、どんどん読書の数が減ってきている。とくに、小学校高学年から中学校に上がる時は急激に読書の数が減って、時間がないのもあるせいか、高校に上がる時はさらに少し減っている。日本語は昔からある大事に守り続けられてきた言葉だ。詩や歌や早口言葉などいろいろな作品が残っている。しかし、日本語も昔からずっと変化し続け、今も変化し続けている。その変化が、だんだん悪いものに近づいてきている気もする。いろいろな中学校、高校で言葉の乱れとして注意されている。私は今も今の日本語の作品をどんどん残していき、これからの人たちにどんどん読んでいってもらいたいなと思っている。だから、言葉は多少変化しても仕方がない、昔から変化し続けてきたのだから、今更変化をストップできないと思った。でも、だからといってどんどん正しくない日本語を作っていくのもダメだなと思った。やっぱり、変化するのなら、乱れもせずに変化してほしいと思った。
 カメラマンは、レンズのほこりを払う前に目のほこりを払わなければならない。という名言があるように、詩や歌詞を作るときに、まず日本語をきちんとしてから作ったほうがいいと思う。
 

   講評   nara

 今回のベッキーちゃんの意見で、おもしろいところがあるよ。「変化するのなら、乱れもせずに変化してほしい」というところね。ここを踏まえると、変化には「乱れた変化」と「乱れていない変化」があるということになる。では、乱れているかいないかは、何に関係しているのか? この作文をまとめると「昔から守られて続けている言葉」をどれだけ意識しているかどうかということになりそうだね。
 この考えを整理して、組み立てを考えると、「是非の主題」と「複数の理由」がすっきりと示せそうだよ。
 是非の主題 → 私たちは、昔から引き継がれている日本語をしっかりと学ぶ必要がある。
 理由その1 → 言葉は変化するけれど、古くから引き継がれているものを知らないと、どんどん乱れて悪くなるからだ。
 理由その2 → 古くからある日本語のよさを学ぶことで、変化のいい・悪いの基準ができるからだ。
こんなふうに組み立てていけそうだよ。
 今回の長文は、「詩的な言葉」と「実用的な言葉(非日常的な言葉)」とが対比されていたね。実用的なものに偏りすぎるとよくないというのが、長文の意見だったけれど、ベッキーちゃんはどう思う? 今回の作文の中では「実用的な言葉」についての説明が、どこにあたるのかがややわかりいくかったのが残念。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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